キャリア

定年後の不幸な働き方・幸せな働き方

私の知り合いの中には、旦那さんがすでに会社を定年退職した人がチラホラいます。

定年退職をしたといっても、まだ心身ともに元気いっぱいです。

そこで、別の職に就くわけですが、その職種に結構びっくりさせられます。

例えば音響メーカーのエンジニアだった人が、工場のラインで箱詰めの仕事をするとか。

教頭先生までやった中学校の先生だった人が、バンでパンの配達をするとか。

最初は「え~~~!!!」と思ったのですが、そんな話ばかりなので、それは珍しい事ではないんだと気づきました。
 

本人が、それを楽しんいるのなら、それはそれでいいのです。
 

たとえば、私の知り合いに、梱包の仕事を楽しくやっていた人がいました。

コンピューター関係の趣味をもっていて、(IT音痴の私には、それがなんだったか覚えていません…というか、理解していなかったと言った方が正しいかも)かなりのめり込んでいました。

趣味に没頭したいから、仕事ではあまり頭を使いたくないし、責任も持ちたくないと言っていました。

だから、そのコンピューター部品の梱包の仕事は打って付け。

頭は使わないし、責任もないし、コンピューターの部品を見たり触ったりするのは楽しいし、

社員割引があるから、欲しい部品をいち早く安く買えます。

その上、「趣味を仕事にしたいとは思わない。  

好きな時にやって、やりたくない時にやらないという気楽さが醍醐味。」

と言っていました。

それはそれで、ハッピーな過ごし方です。
 

でも、定年後に、イヤイヤやりたくない仕事を「これしかないから」とやるのは、どうなんだろうと思ってしまうのです。

というのも、今まで長い間一生懸命働いてきたわけですから、なんらかの蓄積は絶対あるはずで、それを活かして、楽しいとか、張り合いがあるとか、充実感があるなどの仕事を望んでもいいのではないでしょうか?

本当に”これしかない”でしょうか?

私はそうは思いません。

もしかしたら、やりたいと思う仕事をするために、少しだけ面倒な事をしなければならないかもしれません。

何ができるか考えたり、試してみるのは確かに面倒です。

少しだけ新たな知識を取り入れなければならないかもしれず、それも面倒かもしれません。

でも、ちょっとしたそんな面倒な事をやると、何百倍もの見返りがあって、今度こそ、本当に自分がやりたかった事ができるのではないかと信じています。

そして、「ちょっと高望み」ぐらいの事を目指してもいいのではないかと思っています。

人生まだまだ続きます。

やっと自由が与えられたのです。 

ここで少しだけ、「面倒なこと」をして、楽しかったり、充実感を得られる仕事をすると、きっと「人生いろいろあったけど、やっとここにたどりつけたなあ。今が一番幸せ。」と思えるのではないでしょうか。 
 

ゴンサレス靖子

 

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