今日は、なんだか悪口をたくさん浴びた日でした。
あ、私の悪口を言われた、という訳ではないです。
まず、友達が、ある人に激怒して、ある事ない事中傷していました。
その後に乗った地下鉄の中では、4人程の知らない人達が、私を囲むような形で輪になって、そこにいない人をグタグタに斬っていました。
どちらも、「なんでそんな事ぐらいで怒ってるんだろう」という、どうでもよさそうな事に全身全霊をかけて、怒って中傷していました。
もちろん吐きだしてすっきりするなら、それでもいいです。
でも、本当にすっきりするのでしょうか?
その場で怒るだけならまだしも、思い出し怒りをすると、その嫌だった場面が再現されてしまいます。
そして、もう一度、あの嫌な気持ちが引き出されるのではないでしょうか?
少なくても、私の場合はそうです。
自ら、嫌な気分にもう一度飛び込んでいく??
冷静に考えると、それって、マゾですよ。
じゃあどうしたらいいかって?
忘れてしまえばいいんです。
と言いうと「え~~、そんな事できないよ~~!!」とよく言われます。
でも、できますよ。
心から楽しいと思える事をすればいいのです。
それは、大好きな本を読むことだったり、料理をする事だったり、楽器を弾く事かもしれません。
ペットと遊ぶ事かもしれません。
旅に出る事かもしれません。
コンサートに行くことかもしれません。
嫌な気持ちを封じるのではなく、楽しい幸せな気分を呼び出して、嫌な気持ちを包み込み、消滅させ「なんであんな事ぐらいで怒っていたんだろう。」と感じさせるような感覚です。
スペイン人がよく使う「Pasar pagina」という言葉が私は好きです。
直訳は、「ページをめくる」という意味ですが、実際は「それはもう終わりにして、前に進む」という言う意味で使われます。
いつまでも、同じストーリが書かれたページの中をぐるぐると回っていないで、ページをめくります。
そうすると、そこには、新しいストーリーが書かれています。
前のページに書かれた事が、消えるわけではありません。
でも今度はめくった新しいページにある、新しストーリに熱中します。
そうやって、自分の人生のページが増えていく感じです。
それが分厚い、面白い本になるか。
同じページに長い間とどまり、薄っぺらい、悲しい本になるか。
それは、自分次第です。
と、言うのは簡単ですが、実践するのは簡単ではありません。
私も、「ページをめくる」事ができるようになるまで、何年かかった事か!
もちろん、まだ完璧ではないですよ~。
でも、分厚くて、みんなが楽しめるような本にしたいと思っています。
あたなの人生の本は分厚くて、面白いですか?
ゴンサレス靖子