人の役に立って喜んでもらう事で、幸せを感じるクライアントさんがいました。
(ストレングスファインダー「自我」)
ただ、この方は、その事に気づいていませんでした。
自分にとって、あまりにも当たり前なので、気づかないんですね。
だた、人に喜んでもらおう、役に立ってもらおうと思って、一生懸命にいろいろな事をやっても、相手に喜んでもらえない事もあります。
そんな時は、「あんなに一生懸命やったのに!」と裏切られたような、絶望的な気持ちになります。
この方にとっては、”喜んでもらう事”が重要なのです。
このクライアントさん、旦那さんの都合で、今住んでいるところから遠く離れた土地に引っ越して、ビジネスをする予定です。
仲のいい友達から離れ、好きな仕事をやめて、体調を崩した旦那さんの為に、旦那さんと一緒にビジネス始めます。
でも、クライアントさんは、この引っ越しやビジネスを「彼の為ではない、自分の為にやるのだ。」と思えるようになりたいと言っていました。
そうすれば、旦那さんが感謝の気持ちを表されなくても、大きな落胆感を味わう事はないだろうと…
過去に、自分の身を削ってサポートした時に、感謝どころか不満を言われた事があり、それの二の舞にはしたくないという気持ちがあるのです。
でも、この方は、さっきも書いたように、人の為に何かをやって、喜ばれた時にとっても幸せを感じます。
だから、”人の為に尽くす事” をやめてしまっては、幸せを感じる機会が少なくなります。
また、”自分の為だけにやるのだ”、と考えるようにするには、そうとう無理をしなければなりません。
それを押し通して、無理やりそう考えようとすると、どこかでひずみがでてきます。
やっぱり、旦那さんの為にやる、と考えた方が、このクライアントさんにとって自然です。
そして、旦那さんに喜んでもらえたら、そこで大きな幸せを感じるのです。
「自分の為」と考えた場合は、たとえ成功したとしても、旦那さんに感謝された時ほどは、幸せを感じないでしょう。
やっぱり、本来の自分の資質を尊重して、生きていったほうが、幸せを感じやすくなります。
こんな風に、案外自分の事って、自分ではわからないもの。
だから、その道にたけている第三者に聞いてみるのが一番。
人生間違った方向に向かってしまっては苦しむだけ。
せっかく幸せになるチャンスがあるのだから、やっぱりそれを活かしたいものです。
それには、まず、自分の強みを的確に知ることが大切です。
自分の強みと活かし方を知るだけで、進んでいく人生の方向が変わるかも。
ゴンサレス靖子