私は、強みを発掘するときに、ストレングスファインダーというツールを使っています。
このツールで、才能の資質=自分自身に繰り返し現れる思考、感情、行動のパターンを認識します。
その才能の資質がポジティブ=強みとして出て、人生を生き生きとさせる時もあれば、ネガティブ=弱みとして出て苦しめることもあります。
例をお話しますね。
例えば、向上心が高く、何事もより良くしようとして、常に上を目指す事を強みとするタイプの人がいます。
とことんまで時間をかけて、”最高”を目指して、物事を極めます。
人でも、物事でも、良いところに注意が行き、その部分をさらに伸ばそうとします。
そして、自分を向上させるだけでなく、周りにも影響を与えて、優秀な人をさらに引き上げて行きます。
とっても前向きでポジティブです。
でも、時には、この才能の資質が弱みとして出るときもあります。
質へのこだわりが強すぎ、基準が高過ぎるので、ついつい求められていること以上のものを追求しがちです。
それで、時間や手間を無駄にかけすぎてしまう事があります。
会社の仕事で、それをやってしまい、毎日残業続きで、プライベートの時間をほとんど持つ事ができないという事もよくある事です。
また、実際はかなり優秀に物事ができているのに「まだまだ!」といつまでたっても自分に満足せず、自分で自分を苦しめる事もあります。
才能の資質をいつも強みとして出していくことができればベストですが、人間なので、どうしてもそうはいきません。
でも、どういう時にどのように弱みとして出るか、という事を知っておくと、弱みとして出た時、「あ、いま私やっちゃてる。」と気づき、コントロールしていくことができます。
強みに出た時も同じで、「今私、ガンガン強みとして使ってるぞ!」と認識すると、その状態が再現しやすくなり、強みを発揮する機会が増えます。
だから、自分の強みや弱みを認識する事は大事なんです!
他の回でまた、他の才能の資質の強みや弱みの例をお伝えしますね。
あなたが、「これって、私/僕の事だ!」って思う回も、そのうち出てくるかも。
ゴンサレス靖子