「私の強みは起業向きでしょうか?」
こんな質問をよく受けます。
起業を考えた理由はそれぞれいろいろあるでしょう。
組織の中で働くことも却下したわけではないとはいえ、起業したいという気持ちがあるのは明らかです。
だとしたら、起業するために、自分が持っている強みを使ってみてもいいのではないかと思っています。
というのも、組織の中で働いていて、または働いた事があって、「起業はどうかな?」と考えたという事は、その状況に満足していなかったという事ですよね。
だったら、今までと違う事をやってみるのがよいのではないでしょうか。
そうしないと、ずっと今と同じような状況が続きます。
”狂気とは即ち、同じことを繰り返し行い、違う結果を期待すること”
と、偉い人も言っています。(アイシュタインが言ったとか言わないとか…)
話は最初に戻り、「私の強みは起業向きでしょうか?」の質問にお答えすると、起業向きの強みとか、向いていない強み、というものはありません。
いつかもお伝えしたように、強みはオプションを消していく為に使うのではなく、広げるために使ってこそ価値があります。
もちろん起業した時に役に立つ強みというのはあります。
でも組織で働いたらその強みは活かせないかというと、そういう訳でもありません。
また、どんな組織かにもよります。
強みは、やりたいと思っていることをどうやったらうまくできるか、という事に使ったほうが良いのです。
それぞれが持つ強みによって、アプローチの仕方はというのは全然違います。
目標を立てた方がうまく行く人、立てるとかえってうまく行かなくなってしまう人。
ビジョンを持つとうまく行く人、ビジョンなんかいらない人。
きちっとした環境の中で、毎日やる事を決めたほうがいい人、混沌とした環境の中で、その時に思いついた事をやったほうがいい人。
言い続けるとキリがありません。
とにかく、自分の強みをつぶしてしまうようなやり方では、なかなか結果は出ないし、とっても大変です。
巷で良いと言われている方法も、もしかしたら、自分の強みをつぶしてしま方法かもしれないので、気をつけなくてはなりません。
それには、何はともあれ、まずは自分がどんな強みを持っていて、それを活かしたアプローチの方法はどのようなものかを知る事から始めるといいですね。
ゴンサレス靖子