それぞれの人の違いを楽しむことで見えてくるもの

昔から「靖子って怒らないよね。」とよく言われていました。
私としては、「いや、そんなことはないんだけどなあ、怒る事もちょくちょくあるけど。」といつも思っていました。
でも、「個別化」の資質の特徴を知ってからは、「そうか、なるほど、だから怒らないって言われるんだ。」と気づきました。
 
「個別化」の資質を上位に持つ人は、人への好奇心が並大抵ではありません。
人がどのように考えるのか、どのように感じるのか、どうしてそのような行動をするのか、知りたくて仕方がありません。

ですので、たくさん質問をして話を聞いたり、その人の行動から何かを得ようと、じっくりと観察したりします。
 
そして、自分の価値観からして「それはない」と思うことも、そのまま受け入れます。
共感するわけではないのです。
否定も肯定もせずに、ただただ、「そういうこともあるんだね。」と受け入れるのです。
 
例を出します。
 
付き合っている人が既婚者、という悩みをいろいろと話をしてくれた人が数名います。
私の価値観からは、「既婚者と付き合う」というオプションはありません。
不道徳かどうかというより、「人の物」は「自分の物」にする対象外、という考えがあります。
人を物に例えて申し訳ありませんが、いくら隣の人が持っているバッグが素敵で欲しい!と思っても、それを取り上げて自分のものにしようとは思いません。
 
とはいえ、「私は私、あなたはあなた。あなたにはあなたの考えがある。別に同じじゃなくたっていいよね。」とは思うのです。
そこには感情はなく、たんたんと違いを受け入れるだけです。
 
ですので、「あれに対して怒らないの?」と言われるようなことでも、「私は私、あれはあれだから。」と考え、あまり怒りがわかない事が多いです。
また、相手が私に対して怒っている時は、「何があの人をこんなに怒らせているんだろう?」と好奇心が働き、そちらの方にばかり気がいってしまい、喧嘩になることは少ないです。
そんなこともあって、きっとあまり私が怒っている、という印象がないんだろうなあ、と思いました。
 
とは言っても、この「個別化」資質を持っているが故に、イライラさせられることもあります。
たとえば、人のやり方を押し付けられた時。
人の考えや行動を尊重するのと同じように、自分の考え・行動も尊重して欲しいのです。
だからどうしても、自分のやり方でやりたいわけです。
 
と、困った事もありますが、この「個別化」の資質は大好きです。
スペインに移住して、すぐに現地の生活になじめたのも、この「個別化」の資質を持っていたからだと思います。

ゴンサレス靖子

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Engin AkyurtによるPixabayからの画像

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