幸せマインド

幸せ、だからこそ努力して、成功できる

ハーバード大学のある有名教授は、

「努力すれば、成功して、幸せになれる」のではなく、

「幸せ、だからこそ努力して、成功できる」と言いました。

いろいろなケースがあるので、

100%同意とは言えませんが、

頷かせてくれる場合もあります。

 

たとえば努力する気持ちがあっても、

なかなか実行に移せない人。

また、努力が長続きしない人。

その多くが、必要以上にネガティブレンズを

通して世の中を見てしまって、

日常の物事がうまくいかなくなっていたり、

常に嫌な気持ちになっていて、

幸せを感じるどころではないのです。

そして、努力する前にそちらの方へ

気がとられてしまうのです。

 

そんな時に、この教授の

「幸せ、だからこそ努力して、成功できる」

という言葉を思い出すのです。

そして、「とにかく、まず幸せを感じてみよう、

そして次に努力をしてみよう」、

という考えも有りではないか、と改めて思うのです。

 

2010 年の夏に南米チリで起きた

鉱山落盤事故を覚えていますか?

33人の作業員が69日間、

鉱山地下深くに閉じ込められてしまいました。

幸い全員命を取り留めまましたが、

事故1年後の調査によると、

33人中32人が心的外傷後ストレス障害

(俗にトラウマと呼ばれるもの)と診断されていました。

この心の病気から逃れた、たった1人の人物は、

元牧師の鉱員でした。

過酷な状況でも揺らがなかった彼の信仰心は、

困難な試練にも、意味を見出す事を忘れず、

生きている事に感謝し続けたのでした。

ポジティブな心を持ち続けていたのです。

事実をどの様に見るか。

痛みや苦しみを感じるように選択するか、

前向きにとらえるように選択するか。

それで随分と人生が変わってしまいます。

 

私自身は、とてもポジティブなのです。

どちらかというと過剰です。

周りのみんながあわててバタバタを かけずり回っている時に

「大丈夫だよ~~、なに心配してるの~~??」と

どっしり構えていて、ひんしゅくを買う事もあります。

ポジティブ過剰も、現実とかけ離れてしまうので、

バランスを取るように心がけています。

 

でも、このポジティブさは生まれつきではないのです。

小学生の頃は、何気ない言葉にも傷ついてしまう繊細で、

感受性が強い子供でした。

そのせいか、思春期の子供がよくなる自律神経症の一種、

起立性調節障害になってしまいました。

この病気を克服するために、

「なんでもポジティブに受け止められる自分になりたい」

と思ったのがきっかけで、とにかく物事をホジティブに

捉えるようように、いつも心がけるようになりました。

時間はかかりましたが、高校生になった時には

かなりポジティブな考えが、

できるようになっていました。

その後、年々私のポジティブさには拍車がかかり、

今では、周りがイライラする程のポジティブです。

ポジティブでいると、とても気持ちが楽になり、

幸せをかみしめる余裕がでてきます。

そしてその幸せを自分だけでなく、

周りの人々も感じて欲しいと思うようになります。

 

ハーバード大学のポジティブ心理学の研究で、

ポジティブに物事を考え、

幸せ度アップと幸福感の持続させるのに

効果があると実証されているエクササイズがあります。

なんとハーバード大生の5人に4人が

うつ病の兆候を経験した事があるそうです。

 

その代表的なエスササイズは次の2つです。

- 寝る前にその日に起きた嬉しかった事や感謝したいことを3つ書き留める

- 1週間のうち1日を選んで意識して人に5つの親切な事をする。

(些細なこと、たとえば電車で席を譲ったり、道をきかれたら親切に教えてあげるなどでよい。)

これを3か月以上続けます。

 

なんだ、それだけ、と思うかもしれませんが、

実はこれを3か月続けられる人は少ないのです。

 

もしあなたが、「何もかもうまくいかない」

などと嘆いていたり、

努力する気持ちがあっても決心できなかったりしているなら

ネガティブレンズをかけて物事をみているのかもしれません。

そろそろ、思い切って外してみませんか?

そして少しだけポジティブに物事を考えて、幸せを感じてみませんか?

努力をはじめるのは、その後でも良いのです。

myself p

ゴンサレス靖子

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