私の強みの資質のトップ1は「学習欲」。
だから、何かを学んでいる時って気分がいい。
学ぶのをやめると、人生がだんだん、くすんで見えてくる。
「あ~~、なんのために私は生きてるの??」とまで、思えてきてしまう。
生きる為の、エネルギー源みたいなものだ。
でも、忙しいと、うっかり学ぶ事をやめてしまいがち。
私と同じように、学ぶのが好きな人は、学ぶ時間を必ずとって下さいね。
という事で、先週、コーチングのブラッシュアップ・ワークショップ行って来た。
ワークショップをおこなってくれたのは、国際的に活躍している素晴らしいコーチ達。
知的で、底抜けに明るい!
スペイン人だから、声も大きい。
人の人生をより良くしていく人達だから、それは理解できる。
でも、今回は「へ~~!!」と思う意外な発見があった。
まあ、ランチタイムの時、いろいろ雑談をする訳だ。
だた、コーチ同士の雑談だから、「これ雑談かい??」というぐらい、どうしても暑苦しく、深いテーマになってしまう。
電球が割れそうなぐらい大きな声で笑い、一点の曇りもない明るい表情をしてワークショップを進めていたコーチにも、悩みはあった。
そしてその悩みは、ちょっとやそっとの悩みじゃなかった。
「それ、マジ?? 映画だけじゃなくて、実際にもそんな事ってあるもんなんだ…」というくらい、壮絶な悩みに直面している。
それを語っている時のコーチは、もちろん苦しそうで、悲しそうで、目に涙を浮かべていた。
ワークショップの最中に、「人の人生を良くしていこうとしているからって、自分の人生が完璧な訳じゃないんだからね。 もしかしたら、私の人生は、あなた達より問題があるかもしれないのよ。」と、どうりで言っていたわけだ。
とは言いつつ、このコーチの悩みに対しての姿勢は、さすがだ。
「自分の手の中にあり自分が出来る事」と、「他人次第なので自分には出来ない事」をはっきりさせていた。
そして、自分がどうしたいか、迷いがなかった。
問題を正面から見つめて、実に誠実。
大きな悩みを抱えながらも、精神状態は崩れていない。
ワークショップに戻ると、コーチはまた一点の曇りもない明るい表情をしていた。
相変わらず電球割りの大声で笑う。
見事だ。
実はこのコーチだけじゃなくて、翌日のコーチもまったく同じだった。
壮絶な問題を抱えていた。
その問題の事で、どうしても出なければならない電話もかかってきて、ワークショップを中断して、急遽、休憩タイムにしたぐらい。
でも、このコーチも一点の曇りもない明るい表情をして、窓ガラスが割れそうなぐらい大声で笑いながら、ワークショップを進める。
そうか…
そうだよね…
人の人生をより良くしようとする仕事をするには、まず自分の悩みをすべて解決させないといけない思っていたけど、そういうわけでもない。
確かに、そりゃそうだよね。
悩みがない人生なんて、有りえない。
人って、悩みと共に生きていかなきゃいけないんだ。
でも、悩みに押しつぶされず、コントロールする。
どれだけコントロールするかがポイント。
だから、もしあなたに沢山悩みがあったとしても大丈夫。
まずは、問題から逃げずに、正面から見つめる。
そして、コントロールしながら、共存。
共存しながら、少しずつ解決していけばいい。
ゴンサレス靖子