時々、「え、そんなこと、出来るの!?」って唖然とさせられるぐらい、大きな夢を語る人がいる。
私は、そんな人が好きだ。
大きな夢話を聞いて、「またまた、そんなあ」と、最初はあきれるんだけど、聞いているうちに、だんだん現実になりそうな気にさせられる。
夢を語っている時は、目が輝き、肌が生き生きとしてきて、体にエネルギーが充満しているのを感じる。
そして、話しを聞いているうちに、どんどん楽しくなってくる。
私も、叶うことはないって思っている、大きな夢がある。
ケニアに学校を作ること。
文芸小説を書くこと。
はっきり言って、絶対実現しない。
実現のために、何もやってないから。
でも、その夢が叶った時のことは、けっこう簡単に想像ができる。
飛行機とセスナを乗り継いで、自分が参加したケニアの学校設立のプロジェクトの竣工式に出向く。
そこでは、可愛いたくさんの子供達が、歌いながら大歓迎してくれる。
そんな自分の姿を想像するときは、体の芯からフツフツとエネルギーが湧いてくる。
そして、「ま、それは無理だけど、今やろうとしてる、これぐらいのことはできるよね、ケニアに学校設立するより随分簡単じゃない。」って、さっきまで、「これやるのか~。」って、ちょっとしんどく思っていたことも、お茶の子さいさいに思えてくる。
また、自分が曽野綾子になったつもりの時もある。
多くの人が、自分の小説を読んで感動している事を想像する。
そして、「ま、文芸長編を書くのは無理だよね。 でもブログぐらいなら、書き続けられるさっ!」って、張り切ってブログを書いたりする。
夢は、別に叶わなくっていい。
でも、たくさん、夢を語ろうよ。
夢を見る力で、前向きなエネルギーが湧きあがってくるから。
ゴンサレス靖子