今日3月20日は国際幸福デーです。
国際連合が定めた国際デーのひとつです。
といっても、認知度は低いですよね。
いつもこの時期には、東京で、幸せ研究に関する”Shiawaseシンポジウム”というものが開かれます。
毎年「いいなあ、参加したいなあ」と思いつつ、指をくわえて見ていたのですが、今年はコロナの影響でオンライン開催に!
なんと、スペインにいながら参加できるではないですか!
とってもワクワクしています。
あ、ところで、このShiawaseシンポジウム、誰でも参加できるので、興味がある方は、ぜひ来年行ってみて下さいね。
慶應義塾大学大学院SDM研究科ウェルビーイングリサーチラボ(長い名前だ~)と武蔵野大学 しあわせ研究所が主催しています。
場所は毎年三田の慶應義塾大学と有明の武蔵野大学。
確か無料だったと思います。(うろ覚え~。今年は無料。)
来年からはオンライン開催も含めてくれると嬉しいな、なんて思っています。
さて!
おとといのメールマガジンは好評で、沢山のご感想を頂きました。
ありがとうございます。
例えば、アメリカに住んでいる2人のお子さんを持つ女性。
国際結婚をしています。
「何か自分にできる仕事はないかと、日々思いますが、英語ができない私には難しそうです。
資格もなく、お金もありません。」
とコメントしていました。
その国の言葉が出来なくても、できる仕事はたくさんあります。
たとえば、私は世界中にいる日本人の方々を対象にして、ライフコーチ・コンサルティングの仕事をしているので、この仕事では日本語以外は必要ありません。
そして、「英語ができない」といっても、既に何年か住んでいて、生き延びているし、なんといっても日本人は少なくても中学・高校で6年間英語を学んでいるから、英語の能力がゼロのはずはありません。
今の自分の語学力では、望んでいる仕事は本当にできないのか? と今一度考えて見てください。
通訳など、語学を武器として行う仕事以外は、語学力が一番大切な要素でないことは多いのです。
はっきり言って、通訳でも、組織に雇われる場合はそれが顕著です。
例えば。
私は、バルセロナオリンピックが開催された時、某有名テレビ局に通訳として雇われました。
その時の私のスペイン語力なんて、微々たるものでした。
だから、「わ~、バルセロナオリンピックで働けるなんていいな~。」と思いつつも、絶対自分にはできないと思って、別世界の出来事のように思っていました。
採用の時期、たまたまスペイン留学を終え、日本へ帰っていました。
当時の私のスペイン語の先生が、「ヤスコ、もうN●Kに書類出した?」なんて聞いてきました。
「いや、いや、出しませんよ~。 無理に決まってるじゃないですか~。」と答えたら、
「そお? でもやりたいと思ったら、出してみれば。いけるかもよ。」と言いました。
私はビビリではありますが、そう言われると、その気になってしまう楽天家です。
ですので、ダメ元で書類を出しました。
意外にも、第一関門通過。
と同時に同じ内容のレポートを日本語、英語、スペイン語で書くように通知がきました。
この中で得意なのは、日本語だけです。
「無理だよ~。や~めた!」と思ったのですが、スペイン語の先生が、また、「ヤスコ、パスした?」と聞いてきました。
「したんですけど、今度は、日本語、英語、スペイン語でレポート書けっていうんですよ。」と答えると
「そうか、じゃあ頑張って!」と言います。
心の奥では、「じゃあ無理だねえ。」と言って欲しいと願っていました。
でも、そうではなかったので「そうか…そうきたか、じゃあ、まあやるだけやってみるか。」と再奮起しました。
ただ、一度諦めて、放置していたので、締め切りの日が迫っていました。
「こんな事なら諦めずに最初からやっていればよかった。」と試験前の学生のように、あたふたしてやりました。
パソコンなんてない時代だったので日本語は400字詰めの原稿用紙に書く事を指定されました。
(今となっては、知る人ぞ知る…)
また意外にも、第二関門通過。
しばらくしてから面接の呼び出し。
ずらっと目の前に並んだ面接官が、日本語、スペイン語、英語で、好き勝手に拳銃のように次々質問をしてきます。
第三関門通過。 まさかの合格!
でも、なぜ自分が合格したのかわかりません。
私より優秀な人はワンサカいました。
謙遜ではなく、語学能力で言ったら、「ほぼ最下位じゃない??」ぐらいに思っています。
でも、語学能力以外のところで、「この人にお願いしよう。」と思わせる何かがあったんでしょう…というか、それしか考えられません。
面接官とはその事については、話す機会がなかったので、はっきりとはわかりませんが、周りに聞いてみたところ、「感じよかったんじゃない?」とか「冷静で落ち着いてるからじゃない?」なんていう、「それでいいの~~??」と思わせるような答えが返ってきました。
「これでいいの??」と思うような、全く自分には普通の事が、他の人に刺さったりするのですね。
いったいどんなポイントが、人が気に入ってくれるか、人の役にに立つか、自分では案外気づかないものです。
話は最初に戻りますが、だから、自分では「こんな語学力じゃだめ」って思っていても、案外相手は全然OKだったりもします。
だから、語学力の事はあまり気にしすぎなくもいいのです。
自分が「これ!」というものを見つけて、チャレンジしてみてください。
語学力がなくても、資格がなくても、お金がなくても大丈夫です。
ゴンサレス靖子