今週は強みについてずっとお伝えしていたので、ついでに続けてしまいます。
「どんな仕事が自分に合っているんだろう」という事を知りたくて、自分の強みに興味を持つ場合が結構多いですよね。
ついつい”この強みがあるから、こんな仕事が合っている”と考えがちです。
もちろん、それも一理あります。
でもそれがすべてではありません。
仕事というのは、強みだけで決まるわけではないのです。
経験、知識、スキル、好きか嫌いかなど、他にいろいろな要因が入ってきます。
だから、「こういう強みがあるから、この仕事に就こう」と思うと、うまくいく時もあるし、いかない時もあります。
例えば…
問題を見つけ解決することが得意な資質というのがあります。
”回復志向”と呼ばれるストレングスファインダーの資質です。
これは、物事を本来あるべき姿に戻すことが得意な資質です。
だから、何かしら健康を損ねている人に、意識が向く事が多いです。
お医者さん他、医療関係の職業に就いている人には、”回復志向”が上位の人が多いと言われています。
でも、”回復志向”が上位だだからそういう職種に向いているというよりは、自然と人を治したいという意識が働くので結果的にそうなりやすいということです。
”回復志向”の資質を持っているから、お医者さんになろう!という発想はしないですよね。
まず、お医者さんになりたいかどうか。
スキルや知識も必要です。
そして、“回復志向“資質がないから、お医者さんになれないかというと、そんなわけはありません。
たとえば、私は“コミュニケーション“資質が、あまりありません。
ここで言うコニュニケーション資質とは、ただ単に人とコンタクトしたり、お話をする事ではありません。
私は結構おしゃべりだし、見知らぬ人と話をするのも好きなので、その点は大丈夫なのです。
ここでは “思っている事を的確に表現して、人に伝える事ができ、人の心を動かしたり、行動を即したりする力“の事をいいます。
でもどうですか?
ちゃ~~んとマメにメルマガを書いていると思いませんか?
言いたい事も伝えているし、喜びの言葉をもらったり、行動を即して結果を出してもらったりもしています。
これは他の自分の強みを使って、できるようにしたのです。
“ザ・好奇心”の資質を使って、自分が興味のある事に関しては、コミュニケーション資質がある人と同じぐらいできるようになったのです。
たとえば、まったく興味のないサッカーの話で人を感動させなさい、と言われたら、とんちんかんな事を言うでしょう。
でもコミュニケーション資質がある人は、興味がないことでも、なんでもかんでも、それなりに、人を笑わせたり、考えさせる事を言ったりできるのです。
私は自分の興味のある事だけ、それができます。
でも、それで十分ですよね。
だから、「こういう強みがないから、私にはあれはできないな。」なんて事はないのです。
やりたい事があれば、それをやるのが一番。
それをどうやってやるかは、後から考えてみればいいのです。
でも、「まず、やりたい事がわからないんです。」という人も、とっても多いです。
それでも、今まで接したクライアントさん達は、自分の強みを認識してみると、「そういえば!」と思い当たる事が出てきたりしました。
最近、「やりたい事がわからない」「人生迷ってます」という方が結構多いので、そろそろそんなテーマのスポットセッションを再開してみようかな、なんて思っているところです。
やはり、対話をして、自分の内側に潜んでいるものを引き出しながら、探っていくのが一番効果的です。
「やりたい事がわからないので、それを見つけて、自分の方向性が見えるようにする」または、「やりたい事をどういうアプローチでやったらいいか」という事をテーマにしたセッションなどがいいかな、などと思っています。
そのうち、募集しようと思っているので、その時はお知らせしますね。
ゴンサレス靖子