誰もが、素晴らしい、自分ならではの才能を持っている。
私はそう信じています。
でも、時には自分の才能を弱点だと思ってしまう事があります。
人と自分が違う部分をみつけて、それが欠点や弱点だと思ってしまうのです。
みんなと一緒がいいという観念が潜在意識の中にあるのかもしれません。
または、みんなと一緒の方が安全、という本能のなせる業なのかもしれません。
多くのクライアントさんは、「私はこういうとこがダメ。こういうところも良くない。」とたくさん自分の良くないところを話してくれる事があります。
そう思う気持ちもわかるけど、でもね…そうじゃないんだよね…と思うのです。
その中の一つの例。
「次から次へとあれもしたい、これもしたいと思い、強欲すぎる。そして、色々と手を出した結果、何も手に入れずに終わってしまうのかもしれないと、漠然と悲観的になってしまうことがある。」と言っていたクライアントさんがいました。
このタイプのクライアントさんは結構いるんです。
次から次へと、果てしなくいろいろな事をやっていきます。
外からみたら、ものすごく頑張り屋さんに見えます。
でも、本人は頑張っているという感覚はなくて、ただ単にやりたいと思う事をやっているだけ。
自分にとっては、自然な行動なのです。
でも、ふと周りを見回すと、みんな自分ほどいろいろな事をやっていないような気がする。
そこで、「強欲かな。」なんて思ってしまうのです。
でも、いろいろな事をちゃんとやりとげるって、すごい強みです。
人口の何パーセントの人ができるでしょうか?
「強欲」というのとは違います。
私もこの資質を持っているので、よく母に「そんなに欲張っていろいろな事やらなくたっていいじゃない。」と言われたな…と思い出しました。
たくさんの、いろいろな事を次々と達成していくのは、弱みではなく強みです。
周りと比べて、「ん? なんだか私ってみんなと違うぞ?」と思って、弱みだと思ってしまう事がありますが、みんなと違うからこそ、それが強みなのです。
実際クライアントさんは「いろいろな事を同時にやって、やり切るのが楽しいし、快感!」と言っています。
強欲だなんて、悩む事はありません。
クライアントさんは、「”あれこれやり過ぎ”がむしろ自分の強みなんだと知って、不安が消えて気持ちが落ち着きました。
目の前がパーッと明るくなりました。 このまま突き進んで、大丈夫そうですね。」と言いました。
今では複数のビジネスを上手にやっています。
弱みだと思っていたことを実は強みだったと認識するだけで、ブロックが外れて、どんどん突き進み、自然に大成功したよい例でした。
ゴンサレス靖子