起業

好きな事をした幸せな人生と、好きな事をしなかった悲しい人生

今日は、ふと思い出した、AさんとBさんのお話をしてみようと思います。

好きな事をやって生きようと決心したAさんと、現状に留まって、なにげなく時を過ごしていたBさん。

この2人は、同じ会社で働いていました。

同じ年齢。

仕事の出来具合も同じ、周りの評価も同じ、給料も同じぐらいでした。

2人とも、楽しく会社で働いていました。

ただ、45歳を過ぎた頃から、Aさんは、「このままここでずっと働き続けても、自分は成長しないだろう。そんな人生は、つまらない。」と思い始め、少しづつ、興味のある事について勉強を始めました。

その時は、転職を考えていました。

ただ、転職しても、また同じような環境に、浸からないという保証はありません。

だったら、自分でビジネスをしよう、と思い始めたのです。

だからと言って、急に会社を辞めた訳ではありません。

会社が終わってから、まっすぐ家に帰って、自分のビジネスを構築する準備をし始めました。

とはいっても、夜遅く家に帰ってくるので、準備についやせる時間は毎日、1-2数時間しかありません。

しかも、会社でみっちり働いてきた後なので、疲れています。

それでも少しづつ、起業の準備をしました。
 

こんな状況の中で、ビジネスを構築していくときのコツは、自分の好きなことをビジネスにする事。

もちろん、お金がもらえるもの、マーケットに合ったものなど、他のいろいろな事も考慮しなければなりませんが、まずは、好きな事でないと続きません。
 

「成功とは、成功するまでやり続けること」と松下幸之助さんが言ったように、続けない限り、何も起こりません。

そして、Aさんのように、時間もエネルギーも、日中の仕事で、ほぼ使い切った後に、成功するかしないかわからない自分のビジネスのための準備をするとしたら、意識の力だけでは到底無理です。

意思の力を最小限しか使わない「好きな事」でなければ、くじけてしまいます。
 

そうやって、自分のビジネスを構築しようと頑張っていたところ、勤めていた会社が閉鎖することになりました。

ちょうどAさんが50歳の時です。

Aさんは、この時「ラッキー!」と思いました。

これで自分のビジネス構築に100%時間を使うことができるのです。

(そして、ビジネスに投資できる、かなりの解雇金がもらえました。)
 

一方、Bさんは、この会社で 定年退職をするだろうと、ずっと思っていました。

仕事もあまりなかったので、勤務中は、とりとめもなく毎日ネットサーフィンをしていました。

新しいことをやってみようとか、学ぼうと言う姿勢もありませんでした。

退屈なので、家に帰ると毎日お酒を飲みながらテレビを見る日々でした。

そんな彼女は、会社閉鎖の話を聞いて大ショックを受けました。

ますますお酒をたくさん飲むようになりました。
 

Aさんは、その後、すぐに自分のビジネスが軌道に乗り、会社員の時より、収入がぐんと増えました。

でも何よりもAさんを幸福にしたのは、自分のビジネスを持ち、自分の成長を感じながら充実した毎日を過ごせるようになった事でした。

しかも定年の心配ももういらなくて、自分が働きたいと思う年齢まで働けます。
 

一方Bさんは、あまり幸せな生活を送っていません。
 

45歳頃までは、2人は似たような状況にいたのに、自分の好きなことを仕事にしようと決心したAさんと、何もせず時に身を任せてなんとなく過ごしていたBさんは、こんなにも違った人生を過ごすことになりました

私は、あなたに、Aさんみたいに、自分好きな事をやっていく人生を歩んで欲しいなと思っています。
 

ゴンサレス靖子

 

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