このお仕事を始めてから「自分はダメな人間だ。」と思っている人が、割りと多い事に気づきました。
しかも、全然“ダメ”じゃない方たちが、そう言うのですよ。
「自分はダメだ」と思ってしまう理由はいろいろあります。
その一つに、自分が生まれ持った思考の習慣が、そうさせる場合があります。
例えば私は、人の良い面に注意がいくタイプです。（ストレングスファインダーの「ポジティブ」）
人を褒めるのが上手だとよく言われますが、私自身は褒めているつもりはなく、事実を言っているだけ。
それがただ単に、その人の良い面だというだけです。
悪い面は、割と気にならず、スルーできてしまいます。
それは自分に対しても同じです。
自分の良くない面はいくらでもあげられますが、それでもその後に、
「でもさ、そうは言っても、私だっていいところ沢山あるよね。」
なんて、能天気に思ってしまいます。
滑稽だし、図々しいのは自分でもわかってますが、害はないので、もういい事にしています。
それとは反対に、人の欠点や直したほうがいい部分ばかりに注意が行くタイプの人がいます。（ストレングスファインダーの「回復志向」）
というと、一見、イヤなタイプに思えてしまいますが、そんな事はなく、これは単なる思考の習慣。
“問題を見つけて解決する”という素晴らしい才能を持ち合わせています。
お医者さんや、医療関係の方に多い思考の習慣です。
そして、この思考の習慣は、やっぱり自分にも対しても同じように働きます。
自分の足りないところ、欠点ばかりに目が行ってしまうのです。
「私のこういところがだめ。」
「こうじゃなきゃ、っていつも思っているんだけど、なかなか治せない。」
などなど、長いダメダメリストを持っています。
確かに、そのダメな部分は当たってるかもしれないけど、良い面だってそれと同じぐらい、またはそれ以上あるはず。
だから、このタイプの方は、自分が思っている以上に、優秀だし、いいところだらけなのです。
そして、誰かが問題を抱え困っているときや、心が弱って落ち込んでいるときなど、ほとんどの人が離れていってしまうような場合でも、そんな人たちを見捨てることなく、助けてあげる事ができる人です。
また、多くの人が放置しがちな小さな問題を放置せずに、解決させる事ができる人です。
世の中には完璧な人なんて、存在しません。
ダメなところもあれば、いいところもある。
もし、あなたさんが、自分の欠点ばかり見えてしまうようなら、この事、覚えていて下さいね。
ゴンサレス靖子
