自分の強み

強みも弱みも知って、揺るぎのない人生を築く

私は強み発掘のツールとして、ストレングスファインダーという診断テストを使っています。

そのツールで発掘された才能の資質は、強みとして出て、人生を豊かにする事もあれば、弱みとして自分や周りを困らせる事もあります。
 

例えば、ストレングスファインダーの「ポジティブ」という資質があります。

「ポジティブ」だなんて、弱みに出る事なんてあるんだろうか、と思わせるようないい響きですよね。

強みに出ているときは、いつも前向き。

ネガティブな事が起こっても、ポジティブに変換させることができるという素敵な強みです。

例えば、約束をドタキャンされた時。

多くの人は、嫌な気持ちになったり、がっかりすると思います。

この「ポシティブ」資質を持っているいる人は、一瞬しぼむのですが、30秒後ぐらいには、「ちょうど、読みたい本があったから、あれを読めるな。それはそれでよかったかも。」と元気になっています。

いつも物事の良い面を見て、前進していきます。

また、自分だけでなく、人も前向きになって欲しいという気持ちがあるので、人の良いところを目ざとく見つけて、ほめまくります。
 

こんな素敵な資質ですが、弱みに出る事もあるのです。

ついつい、世の中の人はみんな前向きに生きていると思ってしまいがちなので、その能天気さで、周りの人をイライラさせたり、怒らせたりします。

例えば、落ち込んでいる人を励ます時に、無神経に「大丈夫だよ!」「心配ないよ!」と言ってしまったり。。

「もうだめだ!」と思って落ち込んでいる人に、そんな励まし方をしても「何を根拠にそんな事を言っているの?」「真剣に考えてるの?」「他人ごとだと思って!」とイライラさせてしまうだけです。

そうやって、とっても無責任で、表面的な励ましだと思われてしまう事もあります。

本人は、本当に大丈夫だと思っているんですけどね。 
 

また、落ち込んでも立ちなおりが早く、それはそれでいいのですが、何かの失敗をした時に、周りの人から全く反省していないように思われる事もあります。

被害を被った人は、怒ってしまいます。

「あんたのせいで、こんな事のなっちゃったのに、なにへらへらしてるの?」みたいな。

実は、十分落ち込んで、反省もして、その後にいつもの自分に戻ってヘラヘラしているのですが、そのスピードが速いので、周りからは、失敗をスルーしている無神経な人に見えるんです。
 

例えばこの「ポジティブ」資質を上位に持つ人がクレームセンターなどで働く事になったら、さぞかし辛いのではないかと思います。
 

私は、新卒で営業部の事務に配属され、そこでクレームの電話をよく受けていました。

(私は、「ポジティブ」資質を上位に持っています。)

電話では、クレームを処理どころが、お客さんを余計怒らせてしまって、「上司を出しなさい!!」とよく怒鳴られていたのを覚えています。

火に油を注いでいたようなものでした。  

もちろん、クレームの電話を取るたびに、お客さんに火を噴かせてしまう自分の足りなさにがっくり、そんな事で火を噴かれる嫌悪感などで、クレーム処理は大嫌いでした。  

(ただ、良い上司に恵まれて、「上司を出してくれと言っているんですけど..」というと、快く電話を替わってくれたので、その仕事が続いたようなものでした。)
 

「この資質があるから、この職業はやめた方がいい」と、考えるのはやめた方がいい、と私は言ってはいますが、資質によっては、明らかに合わない、というものもあるものです。
 

だから、やっぱり自分の資質を知って、それがどんな時に強みに出るか、または弱みにでるかを知っておくと、いいですね。

人生ある程度自分の思っている方向に進んでいきます。

そして、弱みに出た時の対処方はあるし、弱みに出ないように、うまくコントロールする方法もあるので、なんだか人生を制覇してる感もでてきます。

そうすると、何があっても大丈夫なような気がしてくるのです。
 

ゴンサレス靖子

 

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