どうしても、人は自分の弱みを克服したいと思うようです。
私には、これが生まれつきありませんでした。(たぶん遺伝)
だから、周りから怒られてばかりいました。
好きじゃない事は、できませんでした。
単なるわがままじゃなくて、(でもわがままだったのかな? わからないです。)嫌いな事に対しては、体が動かなかったのです。
30階立てのビルの屋上の淵に立たされて、さあ飛び降りなさい、といわれたら、きっと足がすくんで動けなくなるじゃないですか。
そんな感覚です。
やろうとしても、体が動かない。
ただ、長い間虚弱体質で、いろいろな病気をしていたので、割といつも特別扱いをされ、そんな時も大目に見てもらえました。
そう言う面では、ある意味ラッキーでした。
時代は変わってきているとはいえ、私も含め、多くの日本人は、一生懸命頑張って、弱みを克服することが美徳だと言われながら育ってきました。
好きな事以外は、やろうとしても体が動かなかった私ではありますが、その点で、いつもうしろめたさを感じていました。
だから、 「弱みを改善するよりも、自分の強みに意識を向けそれを活かすことで最大の能力を発揮する」という考えに基づいて作られた、ストレングスファインダーというのものの存在を知った時に、「これ私の為にあるものだ!」と飛びつきました。
日本を離れてから長いので、はっきりとは言えませんが、たぶん、日本にはまだまだ強みに目を向ける文化が少ないのではないかと思います。
それが悪いか良いかはわかりません。
でも、弱みを克服しようと、どれだけ頑張ったとしても、元々そこに才能を持っている人のように、優秀にはなれないのが事実です。
だったら、どうせ頑張るなら、効果的な方法でやって、さっと優秀になった方がいいのではないかと思うのです。
自分の強みに目を向けるのは楽しいことです。
ちょっとやるだけで、他の人の何倍もうまくできてしまうのですがら、気分がいいし、モチベーション全開になります。
「わ、私って、すごいじゃない!」なんて、自己肯定感もあがります。
「どうやって弱みを克服しよう…」と、苦しみながら考えたり、イヤイヤやりたくなく無い事をやるより、「どう自分の強みを活かしていこう?」と考える方がやっぱり前向きだし、ワクワクした気分になります。
だから、あなたにも、強みを活かした、前向きで楽しい人生を味わってほしいなあ、と思いながら、毎回こうやって、せっせとブログを書いています。
ゴンサレス靖子