スペインでは、3月14日に緊急事態宣言がされてから、かなりの日数が経ちました。
そして、先はまだ長い。
そんな事もあって、今までの働き方を見直している人々も数少なくないようです。
店舗や工場など、実際その場に行かなければ成り立たない仕事に従事している人々のほとんどは、臨時解雇されました。
あ、でも安心して下さい。
緊急事態宣言が取り消されて、職場に行けるようになったらまた雇用されるという条件付解雇です。
私の知人の中にも、そんな人がいます。
国から失業手当をもらえるので、生活には困りませんが、やはり不安だと言っていっていました。
日本でも、緊急事態宣言が行われていないとはいえ、在宅勤務も増え、やはりいろいろと考える事が多いのではないかと思います。
確かに不安感はあるとは思いますが、この機会に新しい事にチャレンジしてみるのもいいですよね。
普段より時間がある、という事も、もちろんですが、不安感を吹き飛ばす効果もあります。
では、何をやるか。
やっぱり、ライフワークにつながる新しい事をやってみたい、と思っているのではないでしょうか?
そこで、「新しい仕事にチャレンジしたいけど、何をやったらいいかわからない。」と思っている方へちょっとヒントを。
本当は、好きな事をするのが一番いいのですが、それがわからない場合は、こんな質問に答えてみる事で、なんとなく何をしたらいいか、輪郭が浮かびあがってくるかもしれません。
質問1 仕事やプライベートで、今まで”うまくできてしまったこと” は何ですか?
子供の頃から振り返ってみて下さい。
あまり苦労せずに、さらっとできた事はなんでしょう。
私の場合は、人の話を落ち着いて聞く事ができるという事でした。
(そうですよ、こんな些細な事でいいんです。)
たくさんの人が、他の人に話さないような、身の上話や、正直な気持ちを話してくれました。
そして、それを決して他の人に話す事はなかったので、信用してもらえ、ますます話してもらえるようになりました。
例えば、学生の頃は、「実は、うち、お父さんいないんだ。 女の人ができて、出て行った。誰にも言わないでね。」と告白されたり。
社会人になってからは「会社やめてやったんだ!」と勢いよく言っていた人が、こっそりと「実はクビになったんだよ。」と語ってくれたり。
誰でも実は、本心を明かしたいものなんだと実感しました。
ただ、その本心を明かした時、非難されたり、軽蔑されたりするのが嫌で、きっと本心を隠していたんだろうな、と。
だから、本心を語ってくれた人には、決して非難したり、嫌な気持ちになるような事は言いませんでした。
それに同意していなくてもです。
たとえば、「付き合っている人に奥さんがいるんだ。」と言われた事もあります。
私の道徳観念から言ったら、それはバツなのですが、嫌な気持ちになるような事は言わず、じっくりと話を聞きました。
私の場合、こんな些細な ”うまくできること” も、今の仕事につながっていったんです。
いかがでしょうか?
自分が今まですんなりと、うまく出来てしまった事は何か。
それを考えてみると、そこに、ライフワークにつながるものが隠れているかもしれません。
質問2、3、4..と続くのですが、長くなってしまうので、また他の機会にお話ししますね。
ゴンサレス靖子