ネガティブなフィードバックを受けるのが、とても苦手というタイプの人がいます。
わがままだ、というわけではないのです。
フィードバックを受けるメカニズムが特殊なんです。
(その特殊な人がたくさんいるかもしれませんが…)
ネガティブなフィードバックを受けると、自分自身を否定されているように感じてしまうのです。
それはつらいですよね~。
例えば、私は正反対のタイプで、ネガティブフィードバックを受けるのは全然平気です。
自分の成長のきっかけにもなるし、嬉しいぐらいです。
もちろん、自分自身を否定されている気は全くしません。
例えば、「話すのが下手だねえ。 あーで、こーで、あーで…」と言われても、全然平気です。
私の話し方の事を言われているのであって、私自身の事を言われているのではないからです。
「髪にごみがついているよ。」と言われるのと同じ感覚です。
「あ、ありがとう。」と言って取ったり、
「面倒くさいなあ。」とそのままにしておいたり、
「いや、これって、ごみじゃなくて、実は飾りなんだけど。 あなたにはごみに見えるかもしれないけど、これ、いいって言ってくれる人は、たくさんいるんだよ。」言ってみたり、いろいろな反応ができます。
どちらにしても、髪についている何かについて言われているわけで、「靖子、ブスで性格悪いね。」などど、私について言っているわけではないのです。
ただ、ネガティブフィードバックが苦手な人は、「髪にごみがついているよ。」という感覚ではなく、「胃に癌があるよ。」といわれているような感覚で受け取ります。
自分の細胞の一部に異常があり、それによって命を落とすかもしれない、ぐらいに思うのです。
それは、もう大ショックです。
同じ事を言われても、随分と感じ方に差があると思いませんか?
私たちは、ついつい人は自分と同じように感じるものだと思ってしまいがちですが、そんな事はないんです。
「あれ?」と思うような、予想外の反応をされた時は、自分とは感じ方が違うんだ、と思って下さい。
もし、あなたが、ネガティブフィードバックが苦手なら、「自分は自分を否定されたと考えてしまう傾向がある。本当はそうじゃないのに。」と思ってください。
そして、反対に私みたいなタイプなら、ネガティブフィードバックが苦手な人の気持ちを理解してあげて下さいね。
ちなみに、ストレングスファインダーの[自我]を持つ人は、ネガティブフィードバックが苦手です。
ゴンサレス靖子