最近、「日本に行く事が不可能になってしまって、寂しい。 いつ日本に行けるようになるのかなあ。」と言っている海外に住む日本人の話をよく聞きます。
コロナ禍になって、ほぼ一年が経ち、毎年何回も日本に行っていた人にとっては、確かにちょっとつらいですね。
ただ、私の周りには、コロナ禍でも、ヨーロッパー日本を往復している人達が結構います。
マドリッドに単身赴任をしている知り合いは、この一年でもう4回もスペインー日本を往復しています。
私自身も去年の11月に往復したので、「日本に行けない」という感覚はなくなりました。
いろいろな事前手続きをしなければならなかったり、入国後の制約などから、何かと面倒ではあります。
それでも、「いつでも行ける。」と思うことができるようになったので、気が楽です。
次に日本に行くのは、いつになるかわかりませんが、日本に行かないのは、不可効力ではなく、自分の選択なんだ、と思うと、これもまた気が楽になります。
とはいえ、「日本に行くのは不可能」と思う感覚もわかります。
というのも、私も周りの人が、実際にスペインー日本を往復してたり、日本から渡航してきた人達から、実際に状況を聞いていなかったら、同じように思ったかもしれません。
マスコミは、「渡航は無理」「渡航は危ない」と思わされるような報道ばかりしています。
スペインでは、海外に残されたまま、フライトがどんどんキャンセルされていって、帰れなくなってしまった人達が、がっかりしていたり、怒っていたり、泣いていたりしている場面の報道がさかんにされていました。
そんな事ばっかりではではなく、問題なく帰る事ができた人の方が多かったとは思うのですが、「渡航は簡単」「渡航は安全」という報道は全然されていないので、やはり、「渡航は無理」「渡航は危ない」と思ってしまうのは無理がない事だと思っています。
(ちなみに、私は「渡航は簡単」「渡航は安全」と思っているわけではないですよ~。どっちもどっち、両方とも極端すぎると思っています。 また、住んでいる国によっても状況が違い、一概には言えないと思っています。)
これはある意味当たり前のことで、渡航に限ったことではありません。
例えば転職。
周りに転職した人がいなかったり、転職に失敗した人ばかりの話を聞いていると自分が転職をしてうまくいくような気はしてきません。
起業も同じです。
周りに起業している人がいなかったり、起業してうまくいかなかった人たちの話ばかり聞いていると自分は起業してうまくいくような気にはなりません。
周りに好きな事をしながら生きている人がいなければ、好きな事をして生きてはいけないような気分になってしまいます。
でも、転職して、自分にあった仕事が見つかり収入も増えて、幸せを感じている人の話をきいたり、起業してうまくいって充実感を得たり、幸せ感を得たりしてる人の話をたくさん聞くと、自分にもできるような気になってきます。
周りに好きな事をしながら生きている人ばっかりがいれば、自分だって、好きな事をして生きていこうと思うようになります。
もちろん、そういう気になったからといって、その後のアクションがなければどうにもなりませんが、まず第一歩を踏み出すのに躊躇することは避けられます。
しかも、なんの努力もなしに。
だた単に、そういった環境に身を置けばいいのです。
とは言っても、転職で成功した人や、起業で成功した人や、好きな事をして生きている人が周りにいるとは限りません。
そんな時は、それを達成した人の本や、ブログや動画など、その人達の行動や考え方に触れるだけでもいいのです。
それを繰り返し読んだり見たりして、どっぷりその環境にのめりこんでいくうちに、自分だってできるような気持ちになってきます。
簡単なことだと思いませんか?
やってみて下さい!
ゴンサレス靖子