好きな事を仕事にしたいけれど、どうしたらそれができるのかわからないと悩んでいる方は多いです。
ただ単に、”好きな事”というなら、いろいろな事が思い浮かぶかもしれません。
でも、それは趣味です。
趣味は自分に思考が向いているもので、自分が楽しければそれでいいわけですが、仕事となると、他人に思考を向けなれればなりません。
自分以外の誰かに役に立ってはじめて仕事として成り立ちます。
「好きなことを仕事に」という時に、職種で考えると難しくなるのは実感しているのではないでしょうか。
歌が好きだから歌手になりたいとか、サッカーが好きだからプロ選手になりたいと端的に考えると、ハードルが高くて、「そんなの無理!」と思うのは当たり前です。
「できると思えばできるようになる。」という精神論は、なかなか通用しません。
ではどうしたらいいでしょうか。
そんな時は、自分が好きなことを、もっと抽象的にコンセプトで捉えてみます。
そして、そのコンセプトをクリアしている職業を具体的に考えてみます。
例えば私は作曲家になる夢がありました。
筒美京平さんみたく、バンバンヒット曲を飛ばす作曲家です。
もちろん現実的なものではなく、あくまでも夢です。
なぜ作曲家になりたいと思ったか、それを抽象的なコンセプトにしてみると、
● 自分の考えや感情を表現するのが好き
● それを人に披露するのが好き
● それを受けた人が喜んでくれると嬉しい
● だから人が喜んでくれるものを作るのが好き
● でも、万人受けしなくてもいい。人によっていいと思ったり、そうでないと思ってもらえればいい
● そして、よくないと思われる人には、無視してもらえばいい
● 主役じゃなくていい
● 意見を押し付けられるのが嫌い
● 勝ち負けがあるものは嫌い
作曲家にはなれなかったけど、私の今のお仕事は、この抽象的なコンセプトにぴったりです。
具体的には、作曲家もライフコーチも私にとっては同じようなものということになります。
だから、このお仕事は、自分のライフワークだとひしひしと実感します。
死ぬまででやり続けたいです!
もし好きな事を仕事にしたいけれど、何をやったらいいかわからないと思っている人は、こんな風に好きな事のコンセプトを考えてみることをお勧めです。
その後で、具体的な職業に落とし込んで考えてみると、新しい発見があるかもしれません。
ゴンサレス靖子