弱みを克服するか、強みを伸ばすか。
人生をより良くしようと思う時は、そのどちらかの方法を取るのではないでしょうか。
言うまでもなく、私は強みを伸ばした方がよいと思っています。
一生懸命に時間とエネルギー費やして、弱みを克服して平均的な自分になるよりも、強みを伸ばしてその道に秀てた方が、短時間で楽に、楽しく物事を達成することもできるし、自分も周りの人も幸せでいられます。
例えば私が尊敬している勝間和代さんは、強みを活かしている典型的な例です。
勝間さんは軽度の発達障害を持っています。
特に多動症らしいのですが、それを利用して精力的に人の何十倍の事を毎日毎日やっています。
5千文字程のメールマガジンを、一年365日一日も休まず送ってきます。
たぶん10年ぐらい続けているのではないでしょうか。(私が読み始めてからはすでに7年たってます)
そのほかにも、毎日動画をいくつもyoutubeにアップしたり、一日に何冊もの本を読んだり、次々と本を出版したりしています。
超人です。
そして、いつも考え事をしていて、物事にとらわれない発想ができることで有名です。
彼女は、それは自分が発達障害だからできるんだ、と言っています。
知らない大勢の人と話すのが苦手、忘れ物が激しい、という弱みがあるらしいですが、対策はたてるものの、もう気にしないことにしているそうです。
もし、それを気に病んで、克服することに時間とエネルギーを使ったとしたら、きっと毎日5千文字のメールマガジンを書いたり、出版したり、動画アップするエネルギーも時間もなかったでしょう。
そして、そうやって「発達障害だからこその強み」を使って活動をすることによって、多くの人を励ましたり、新しい視点を与えてくれたり、楽しませてくれたりするわけです。
勝間さんが弱み克服に力を注ぐのではなく、強み活用に力を注いでくれたおかげて、たくさんの人の人生をよくすることができているのです。
と、勝間さんの例をあげましたが、すべての人にも同じことが言えます。
自分の強みを活かして生きることは、自分の人生を楽に楽しくするだけではなく、周りの人の人生も楽に楽しくするのです。
ゴンサレス靖子