嫌だと思う事でも、「まあ、しょうがない」と思って、ついつい続けてしまう事はありませんか?
私達の多くは(たぶん特に私のような昭和世代は)嫌だからといって、やめてはいけないという教育を受けてきました。
それどころか、「我慢は美徳」などと言われることも多く、嫌な事だからこそ、やらなければならないと思ってしまう事もあるのではないかと思います。
私が小学生・中学性・高校生の頃、ずっと健康状態がかんばしくなかったのは、嫌な事をやるのも我慢も苦手だったのに、両方ともしなければいけない環境にいたからではないかと思っています。
大学生になって、選択の自由がでてきてから、急に健康優良児のようになりました。
いろいろな薬を飲んだり、漢方薬を飲んだり、食事療法をやっても、すっきりしなかったのに、高校を卒業をして「ある程度の自由」を手に入れたとたん、急に元気になりました。
「やるのが嫌だ」と思うときは、それなりの理由があります。
例えば体力がなくて、疲れているからしんどくてイヤ、苦手な事だからやるのに時間も手間もかかるからイヤ、やるのが正しいと思っていないからなどなど。
そうやって、嫌な事をする時は、エネルギーも時間も、好きな事をする時より何倍もかかってしまいます。
人生という時間は限りがあるのに、嫌な事に時間を費やすのは、どうでしょう。
嫌なことをやる時、それを本当にやらなければならないのか、避けられないのか、今一度よく考えてみた方がいいと思っています。
そしてもし、それが自分がやりたいことや、達成したいことだったとしたら、いかに楽しい方法でできないかということを考えてみるのです。
何かを達成するときは、苦しんで、我慢を重ねてなければ達成できない、という事はありません。
案外楽しくて、簡単にできることをやった方がうまくいく場合もあります。
そして、目標達成も大切ですが、そこまでのプロセスも大切です。
というのも、プロセスにかかる時間は長く、そこが苦しかったら人生の多くの時間が苦しいという事になってしまいます。
やはり、人生楽しい方がいいじゃないですか!
嫌なことは、避けられるなら避けて、楽しみながら、やりたいことを達成していく道を探していく、こんな生き方をしていくのもいいのではないかと思っています。
ゴンサレス靖子