会社員などの組織の中での働き方と、自分のビジネスでの働き方の圧倒的な違いの一つは、失敗をどう捉えるかと言う事ではないでしょうか。
組織の中では、「とにかく失敗しないように。」と考えながら働きます。
失敗なんかしたら、かなりの減点です。
反対に、大きな成果をあげなくても、失敗さえしなければ、評価されたりもします。
評価方法が、減点法です。
もしあなたが、組織の中で働いている、または働いた事があるとしたら、思い当たるのではないでしょうか?
それとは反対に、自分のビジネスは、「いかに成果を出すか」と言うことに重点を置きます。
そのためには、いくら失敗しても差し支えありません。
というより失敗すればするほど、うまく行かない方法を消去することができて、成功に近づいていくイメージがあります。
もちろんこの失敗というのは、取り返しのつかない大きなものの事ではなく、挽回がきく小さなものの事をいっています。
組織で働いている期間が長いと、ついつい「失敗はしてはいけない」という考え方が、骨の髄まで浸透しています。
そして、失敗を恐れます。
私も長い会社員生活をしてきて、それは身に染みて感じています。
ではどうしたら良いでしょうか。
解決策は、割と簡単です。
失敗を恐れない人達と、日常的に、たくさん接するようにすればよいのです。
自分でビジネスをしている、自分より一歩先を行っている人達と接するようにします。
もしそのような人が周りにいなかったら、オンラインのコミュニティなどで、そのような人達とつながってみるのもいいです。
または、失敗をもとに成功をした体験談をたくさん読んだり、そのような動画をたくさん見たりするのもいいでしょう。
それを繰り返していくうちに、「なんだ、失敗してもいいんだ」と思えるようになってきます。
もしかしたら、何か月か、場合によっては何年か、かかるかもしれませんが、根気よく続けていけば、きっと「なんだ、失敗してもいいんだ」と思えるようになります。
そんな方法が、私には一番効果的でした。
今では何かをやるとき、失敗がデフォルトで、成功すればラッキーぐらいの感じです。
もとから失敗ばかりする体質なので、「失敗していいんだ。」と思えるようになったとき、長年背中にしょっていた巨大な重い石がコロンと地面に落ちたような感覚になりました。
そうなるまで結構、長い間かかりましたが。
失敗とは、うまくいかない方法を見つけることです。
成功のためにかならず通らなければならない道です。
失敗を恐れて何もやらなかったら、成功もないわけです。
ゴンサレス靖子