昔、母にこんな風に言われた事があります。
「楽しい事ばっかりやってると、そのうちに楽しくないことしか残らなくなるよ。
人生には楽しい事とそうでない事が半々あるんだから。」
…だから楽しんでばかりいちゃダメだと。
これを言われたのは、たぶん25歳頃だったと思います。
そんなに楽しそうにしていた覚えはないのですが、好き勝手やっているという印象はあったのでしょう。
とはいえ、やっぱり楽しそうに見えたかな。
母の「楽しい事ばっかりやっていてはいけない。」という、その考え方に「え~~~!!!」と衝撃を受けました。
そして、その考え方は、珍しいものではないという事にも気づいて、再び衝撃を受けました。
もちろん「そんなバカな!」と思いましたよ。
人生、できれば、楽しいことを中心にやっていったほうがいいと思っています。
もちろん、嫌な事とか、つらい事はすべて避けましょう、と言っているわけではありません。
どうしても避けられない時もあります。
欲しい状態を手に入れるために、気が進まない事をしなければならない時もあります。
でも、「楽しい事を中心に生きていく」という状態をデフォルトにしておくと、人生、幸せをたくさん感じるし、物事がグングンとうまくいきます。
仕事は楽しくないと、パフォーマンスがあがりません。
学習も楽しくないと、続きません。
楽しいと思っている事をしている時は、意思の力などは全く必要なく、スイスイと物事が進みます。
だから、何かを達成したいときは、意思の力で行うのではなく、楽しくできる環境づくりをした方がうまくいきます。
もし、楽しくできる環境つくりがどういうものかわからないときは、とりあえず不必要な嫌な事を排除していく事から始めるといいです。
そうすると、どんどん本来の自分の力を、意思の力を使わなくても発揮できるようになります。
「楽しい事を中心にやって生きてく」メリットは思っているより大きなものです。
あなどっては、いけません。
ゴンサレス靖子