前回は、ストレングスファインダーとはどんなものかという事についてお話しました。
また、自分の強みは自分では案外気づかないものなので、このようなツールを使うとかなり的確に自分にはどんな才能があるのか認識できる、という事もお伝えしました。
そこで今日は、そうやって自分の才能を認識したら、次はどんな事をしたらいいかという事についてお伝えします。
さて、あなたの才能は浮き彫りになりましたが、ここで終わりにしては、ドアを開けて、中をのぞいてみたけど、まだドアの向こう側の世界には踏み入れていない状態です。
自分の才能を認識した後は、それをどう活かすか、ということについて考えてみたり、実践してみることが大切です。
ここでいう才能とは、自分の思考・感情・行動のパターンの事です。
ストレングスファインダーでは、その思考・感情・行動のパターンを「才能の資質」と呼び、34資質にまとめられ、それぞれ名前がついています。
才能の資質は、良い結果を出す使い方(強み)と、好ましくない結果を出す使い方(弱み)があります。
才能の資質は、自分や周りを幸せにするいい使い方だけでなく(強み使い)、不幸にする、よくない使い方(弱み使い)をしてしまう時もあります。
なるべく強み使いをした方がいい、ということは言うまでもありません。
例を出してみます。
たとえば前回お話した私の「ポジティブ」と名付けらた資質。
強み使い:
仲間が「なんか自信ないんだよね。」というと、「大丈夫だよ。 だって、こういう事できるし、あの時あんな風に成功してたし、こんないいところあるし、絶対大丈夫だよ。」と、その人の良い部分を見つけて勇気づける事ができる。
弱み使い:
場違いな状況でも明るく元気に振る舞ってしまう。
例えば、お葬式。
私のエピソードですが、お葬式では普段会う事のない、いとこやおばさんなどと会うので、顔を見た途端うれしくなって、お葬式の事は忘れてしまい「元気だった~~??」と明るくニコニコと話し始めてしまうことがありました。
でも、ダメダメ、それは絶対によくありません。
他の例も挙げてみると、例えば、そっとしておいて欲しいと思っている人をガンガン励まして、怒らせたり泣かせたりすることもありました。
「学習欲」という”The好奇心”の才能の資質の例も挙げてみます。
強み使い:
好奇心に引っ張られて、恐れる事なく次々といろいろな事にチャレンジする。
そして、好奇心を満たすために、とにかく、いろいろな事を学ぶ。
弱み使い:
とにかく学ぶプロセスが楽しいので、目的なく次々と取り留めなく学び、学んだ事が身につかず、時間とお金を無駄にしてしまうことがある。
学び続けるだけで、どこにも行きつかない、という感じ。
このように、すべての才能の資質(思考・感情・行動のパターン)は強みとして使うことも、弱みとして出てしまうこともあります。
ただ、強みをますます伸ばし、なるべく弱み使いをしないようにすることはできます。
この才能の資質を知るのは、そのためです。
まずは、「今自分はこの才能の資質を強み使いしてる。」と使うごとに意識するようにします。
そうすると、再現性が高くなり、より多くの場面で使えるようになります。
そうやってたくさん使っていると、ますます強化されていきます。
弱み使いについては、自分が陥りがちな状態を把握すると、コントロールしやすくなります。
ちなみに、私はもう法事では明るく笑う事はなくなりました。(って当たり前でしょ、と多くの方は思っていると察しつつ…)
ストレングスファインダーで才能の資質を探り出し、強みを強化していったり、弱みをコントロールしていくことで、物事がスムーズに、うまくいくようになります。
生きやすくなって、「人生って素晴らしいものなんだ。」と思えるようになると思います。
とはいえ、強化したり、コントロールしたりするのは、慣れていないと、ちょっと難しいです。
まず、自分の才能の資質が具体的に、どんな時に、どんな風に自分の生活に表れているか、ということはなかなか自分では気づく事ができません。
次に、強化したり、コントロールする事ができるようになるまでは、時間がかかります。
諦めずに、根気よくやっていく必要があります。
一人で実行するには、かなりハードルが高いです。
そんな時、誰かサポートしてくれる人がいたらいいと思いませんか?
私もサポートを提供しているので、ぜひ候補に入れてみてくださいね。
ゴンサレス靖子