幸せの形というのは人それぞれ違うものです。
専業主婦をして、子供を育てる事にとっても幸せを感じる人もいれば、社会に出てバリバリと働いた時に幸せを感じる人もいます。
どちらがいいか、という話ではありません。
重要なのは、どちらが自分にとって心地が良いかを知り、その通りに行動する事です。
それを「世間ではこういわれているから。」「こうするべきだから。」という思い込みで行動してしまうと、不安や不満いっぱいの人生になってしまいます。
2人目の子供を産んだのを期に、すべての仕事をやめて、育児に専念した知り合いがいました。
最初の数か月は子供と一日中一緒にいることに喜びを感じ、毎日成長する姿を見て充実感を感じていました。
でも、そのうちに、なんとなくドヨンとした気分になる事が多くなりました。
「なぜだろう?」と、考えてたところ、どうやら「達成感」みたいなものが足りなかったようです。
それはだんだんエスカレートしてきて、心の空白感を感じるようになりました。
そして「仕事をやめるのが正しい道、と思っていたのに、違っていたのかな?」と思うようになってきました。
その知り合いの強み診断をしてみると、次々と新しい事にチャレンジし、達成してくことで強みを発揮でき、それを認めてもらう事に充実感を感じるという資質を持っていました。
それを満たす簡単な方法は、仕事をすることです。
育児に専念するのは、素晴らしい事ですが、この方の強みは発揮できません。
自分が持っている強みを発揮したほうが、生き生きと生きていけるのは言うまでもありません。
ただ、だからと言って、子育てをやりたくないわけではないので、そこは、前回のメールマガジンのお話に戻ってしましますが、なんとか子育ても仕事も両方できる方法を探すことになるわけです。
とにかく、人の価値観ではなく、自分の価値観で自分の幸せの形を見極め、その形に近づくことを諦めないで欲しいと思っています。
ゴンサレス靖子