今の世の中、変化が多く不確実になったと思いませんか?
と言いつつも、両親の世代を考えてみると、もっと大きな変化の連続だったと予想します。
例えば、父の場合。
父は東京都出身なので、戦時中は田舎の親戚の家に疎開をしました。
戦争が終わってからも、東京は焼け野原で食べ物がないからと言って、しばらくは疎開地に留まりました。
その後、高度経済成長期、バブル期、メールやビデオ通話が発達した時代を過ごし、食べ物もなく、空から爆弾が降ってくる時代とは比べ物にならない世界を経験しました。
そんな事を考えると、今だけではなく、いつの時代でも、大きな変化はあるものだ、と感じます。
私たちは、ついつい今の状態が続くと思ってしまいますが、未来に何が起こるか、誰にもわからないのです。
今よりも、もっともっと良い時代が来るかもしれないし、良くない時代が来るかもしれません。
そう思うと、喜ぶよりも、ついつい不安になってしまうかもしれません。
そんな中で、必要以上の不安を感じることなく前進していける、誰でもできる良い方法があります。
それは、自分軸を持って生きていくことです。
自分軸という言葉を価値観・信念に置き換えた方がわかりやすいでしょうか。
何を大切にするか、どんな考えを大切にするか、どんな感情を大切にするか、
それをはっきりさせて、行動や決断の指針にしていくのです。
価値観・信念、といわれてもイメージしにくいかもしれないので、例を出しますね。
たとえば、こんな事です。
・親切にする
・挑戦する
・美しいものに触れる
・優雅
・前進する
・人を元気づける
・改良する
・創造する
・オリジナリティーを大切にする
・常に学ぶ
・最上を好む
・勝つ
・楽しむ
・人と接する
自分軸を持って生きるとは、例えば、あなたの価値観=大切に思っている事が「親切にする」だとしたら、極端に言えば、有事が起きて、どんなに殺伐とした環境や、たとえ誰からも親切にされないような環境に身を置く事になったとしても、人に「親切にする」ことを続けることです。
(平時なら、そんな環境は避けたり、逃げた方がいいのは言うまでもありませんが。。。)
自分の持っている価値観に従った行動は、力強く、周りを圧倒させます。
危機も乗り越える事ができます。
そうやって自分の価値観をはっきりさせておいて、普段からそれに沿って行動するようにすると、大きな変化が起きた時も、自分の進むべき道が見えやすくなります。
また、玉石混交の混沌とした情報を受けても、自分の考えをはっきりさせる事ができます。
ぜひ、「私は絶対これは譲れない」という価値観をはっきりさせて、それを指針に行動していってみてください。
怖いもの無しになりますよ。
ゴンサレス靖子