物事がうまくいかなかったり、立て続けにハプニングが起きたりして、気分が沈んでしまうことは誰にでもあることです。
対処に全力を注いだとしても、自分の力ではどうにもならないこともあります。
とりあえずはそのままの状態にしておかなければならないかもしれません。
何もできないのはわかっていても、そんな時は、やはり気分はどんよりとしてしまうもの。
そんなときのために「自分の元気の元」を探しておくといいです。
例えば、私の元気の元の一つは「明るい未来を描く」。
ストレングスファインダーの結果の上位に「未来志向」を持つ方にはおすすめします。
とにかく、できることをすべてやった後は、そのことについては考えないようにして、未来の楽しいことを頭の中で計画します。
例えば私の場合「来年の夏、日本に行った時、リアルセミナーするのもいいなあ。
自然光が入るきれいな場所だったら素敵。
それにはどんな準備しようか。」などと考えると、いっきに元気がでます。
または、「スペイン南部のあの町に旅行に行こうかな。 あの町、確か紀元前からあったんじゃなかったけ?」と町の歴史を調べ始めて、自分がそこにいった姿を想像すると、これもまた元気いっぱいになります。
麻薬が体の中に発生するんじゃないかと思うぐらいです。
(実際、そのようなホルモンがでるのだと思います。エンドルフィン?? 知らんけど。)
過去の楽しかったことを考えるとその時の感覚がよみがえってきて、元気になる人もいます。
もし、ストレングスファインダーの結果の上位に「原点志向」を持っているとしたら、未来のことではなくて、過去の楽しいことを思い浮かべると元気が出るかもしれません。
私の場合は、それはダメです。
かえって「あの時はあんなに楽しかったのに、今はどうしてこんな悲惨な状態なの??」とますます落ち込みます。
人それぞれ元気の元が違うので、いろいろ実験して、探してみるといいです。
そして、たぶん、誰にでも効果があるのではないかと思うこともあります。
それは、寝る前に、今日起きた3つのポジティブな出来事を思い浮かべてみることです。
この効果はちゃんと心理学の世界で実証されています。(Three good things exercise)
やってみると、普段私たちはいかにポジティブな出来事に注意を向けていないか気づきます。
いいことはたくさんあったはずなのに、なかなか思い浮かばないのです。
でも、どんなに些細な事でもいいので考えてみることが大切です。
例えば「今日も何とか一日終わって、こうやって暖かいお布団の中で眠ることができる。」ということだって、今日よかった出来事なのです。
日本に住んでいるとそれは当たり前のことかもしれませんが、実際にそれが叶わない人はたくさんいます。
私は飼っているインコが病気で弱っていたときは、「今日もなんとか生き延びてくれた。 これ以上いいことってある!!??」って思ったときもありました。
そうやって、ポジティブな出来事に注意を向けると、なんだ、大変なことばっかりじゃないじゃないと、気持ちがフワっとやわらぎます。
人生思い通りにならない時があるのはしょうがないことです。
それは避けられません。
ただ、ずっと、どんよりとした気持ちのままでいるのではなく、そんな状態になった時、元気を取り戻して前進していけるように、元気の元を探しておきましょうよ。
ゴンサレス靖子
■ 写真提供 DanaTentis~Pixabay