「やりたい事がわからない。」という悩みを持つ人はたくさんいます。
ただ、そんな人達も、本当はやりたいことがあることが多いです。
その実情は、こんな感じです。
私たちは、やりたい事があっても、「それって、できるような気がしない。」と感じた時点で「やりたい事候補」から外してしまうものです。
「私には無理。」と思った時点であきらめてしまいます。
でも、何をもって無理だと思うのでしょう。
誰が無理だと決めたのでしょう?
きっと自分自身ですよね。
それなら話は早いです。
やったことがない事は、「できるような気がしない。」と思うのは当たり前の事です。
だって、「できた事がない」わけですから。
私は、できるような気がしなくても、とりあえずやってみる動物的・体力派です。
ただ、ドツボにはまることも結構あります。
ですので、できればもう少し賢い方法を取って、人間的・知的にやってみた方がいいと思います。
どうするのかというと、まずは「できるような気がしない。」という気持ちを横に置いて、どうやったらそれができるか、方法を考えてみましょう。
例えば出版をしたいけれど、できるような気がしないとします。
まず、その気持ちは当たり前です。
出版したことないのですから。
「それはそれとして。」とそのできるような気がしない気持ちを横においておきます。
そして、まずは出版について調べてみます。
出版の種類、出版までの流れなど、徹底的に調べてみます。
その後、出版にたどり着くまでに、自分がやらなければならない事をピックアップしてみます。
取り入れなければいけないスキルがあれば、学びことにします。
そうすると、「できるような気がしない。」という漠然とした気持ちが薄れて、もう少し具体的な何かが見えてきます。
「これが、私のやりたい事! さあ、やるぞ!」と思うかもしれません。
そうしたら、やることをやって、少しづつそこに向かって、進んでいけばいいのです。
または、「いや~~、これ、やりたいと思ってたけど、実は一時の気の迷いだったみたい。」と新たな自分の気持ちに気づくかもしれません。
そんな時はまた新しい事を見つければいいのです。
どちらにしても、やった事がない事は、できるような気がしないのは当たり前の事だと思ってください。
「できるような気がしないから。」と言って、やりたい事候補から外してしまっては、やりたい事は一生出てきません。
今までやったことがあることの中から探さなくてはならなくなり、その中にやりたい事がないわけですから。
せっかくの「やりたい」という気持ちを大切にしてください。
それは宝物です。
ゴンサレス靖子
■ 写真提供 Karolina Grabowska~Pixabay