「やりたい事がわからない」と悩んでいますか?
私も、随分と「自分が本当にやりたいと思っている事はなんだろう。」と考え、試行錯誤をしました。
やりたいと思う事はたくさんあるけれど、どれも違うような気がしてなりませんでした。
会社勤めをして20年ほどたった頃、「自分のビジネスを持ちたい」という気持ちが芽生えました。
組織という看板を背負うことなく、自分と言う看板でどれだけの事ができるのか試してみたいと思ったのです。
とはいえ、何のビジネスをやりたいのか、自分ではわかりませんでした。
雑貨のネットショップ、留学斡旋、現地でのアテンドなどなど、考えてはみましたが、どれもしっくりきません。
私は自分でしっくりこない事は、どうしても体が動いてくれないという体質(?)を持っています。
私が好きな事をやるのは、それが選択肢の一つだからではなく、好きな事をやる以外の選択肢がないからです。
好きな事でなくても、ちゃんと体が動いてくれる人はたくさんいます。
起業した人、起業しようとしている仲間と話していると、好き嫌いで物事を選ぶ人が少ない事に気づきました。
市場に需要があり、売れそうなら、好き嫌い関係なしにやってみる人がほとんどで、多くの人は成功しています。
私はそんな条件に、「自分が好きな事」をプラスしなければなりません。
散々、甘いだの、本気じゃないだろうだの、逃げてるだの言われましたが、どうしようもありません。
何しろ、そうでないと体が動かないんですから。
そんな私が最初にやったビジネスは喉用プロポリススプレーの販売。
南仏プロバンス地方で製造させているオーガニックのハーブとプロポリスでできた喉スプレーです。
随分今のお仕事とは違いますよね。
でも根本にある価値観は同じなんです。
「人の人生を良くしたい」という事。
喉のトラブルを抱えている人がこのスプレーを使って、よくなってくれたらうれしい、という思いがありました。
喉が弱い私自身が使っていて、炎症を抑え、喉の痛みを和らげてくれるお気に入りのものです。
しかしながら、これを一生やっていきたいとは思えなかったし、物販をするというのが、あまり好きではない事に気づきました。
そこで今度は物品ではなく、サービスを提供する仕事をしてみようと思いました。
そこから今に至っているわけですが、急に今のライフワークが見つかったわけではありません。
続きは次回に書きますね。
ゴンサレス靖子
■ 写真提供 Jerzy Górecki~Pixabay