ストレングスファインダーの資質には、弱み使いのインパクトが大きい資質というものがあります。
その一つが[共感性]という資質です。
ちなみに私はこの資質が大好きです。
今は15番目と、上位にはないのですが、多分、昔はトップ5に入っていたのではないかと確信しています。
ただ、私の場合は、かなり自分を苦しめる弱み使いをしていました。(当時はまだストレングスファインダーについては知りませんでしたが)
あまりにも、苦しかったので、この資質を意図して使わなくなってしまいました。
かなりもったいなかったと、反省しています。
うまく強み使いにできていたら、今も共感性を上位に持っていたのではないかと思っています。
その代わり、他の強みが発達したので、それはそれでいいんですが。
さて、私はそうやって失敗をしてしまったので、[共感性]を上位に持っている人には、同じ道を通らずに、ぜひ強み使いをして、この才能を磨いて欲しいと思っています。
「共感性」の高い人は、どんな特徴があるかというと、とにかく相手の感情を察知する能力が尋常ではありません。
「エスパーか!?」と思うぐらいに、相手が考えていることがよくわかります。
ですので、気配りが上手ですし、相手の立場に立って物事を考えることができます。
素敵な強み使いです。
ただ、弱み使いをしてしまうと非常に苦しい!
相手の感情を自分のことのように感じるので、相手が明るい希望に満ちた気分でいるときは、自分も希望でいっぱいになりまが、
相手が苦しんでいたり、悲しんでいるときは、それをまるで自分の苦しみ・悲しみのように感じてしまいます
苦しんでる本人よりも、もっと苦しんでしまうこともあります。
また、そうやって、人の愚痴を聞くことが苦手なのに、「聞いてあげて、助けてあげたい。」という気持ちがあり、ついつい真剣に聞くことも多いです。
優しいんですよね。
ただ、ついついその人の感情に引き込まれすぎてしまい、自分が苦しくなってしまうこともあります。
また、相手がどのように考えているか・感じているかということを常に気にしています。
そして、時には自分の考えや感情よりも、相手の考えや感情を優先してまいます。
また、よくありがちなのは、「あの人はきっとこう考えているから、あの事をやるのをやめよう。」
「この前私がが言ったあの事が、Aさんは気にいらなくて、私と話しをしたがらないみたい。」
と、相手の気持ちを妄想してしまうこともあります。
実は、かなりの確率で、相手はそんなことは全然気にしていません。
多くの人はそこまで敏感ではないので、気にしないものなのです。
なのにくよくよと考えてしまします。
どうですか、かなり苦しそうですよね。
私は、この苦しさを感じないように。。。麻痺させるようにしてしまったんです。
そうしたら、苦しみはなくなりましたが、強みも弱くなりました。
感情キャッチのアンテナがすっかり鈍感になってしまいました。
以前は全く当たり前のように人の感情がわかったのですが、ある時点からは、意識して理解しようとしない限りは、なにも感じなくなりました。
といっても40年前ぐらいのことなので、今となっては他の強みが発達したのでいいのですが、当時はせっかくの才能を捨ててしまって、味気のない人になっていたと思います。
ですので、もしあなたが、資質の弱み使いで苦しんでいるとしても、その資質を「無かったこと」にせずに、弱み使いを減らし、強み使いを増やしてください。
弱み使いを緩める方法はいくらでもあります。
せっかく持っている才能です。
捨てないでくださいね。
ゴンサレス靖子
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