前回は、ストレングスファインダーの[慎重さ]の資質の弱み使いを、強み使いに反転させることについてお話しました。
[慎重さ]の資質を上位に持つ人は、物事に取り掛かる時、たくさんリスクを思い浮かべる傾向があります。
そんな資質がマイナスに作用しているときは、リスクの事が気になって、不安で、行動ができずにいます。
プラスに作用すると、しっかりとリスク対策をして、準備をしてから行動し、ミスなく、漏れなく、確実にリスクをさけて、行動し、着実に成果を出します。
そんな事をお話しました。
ただ、この方法は[慎重さ]の資質を持っているからこそうまくいく場合が多く、すべての人に当てはまるわけではありません。
[慎重さ]の資質を上位に持たない人は、何かをするとき、どんなリスクがあるのかすぐに的確に思い浮かばない事が多いです。
リスクが思い浮かばなければ、リスク対策をすることもできません。
バックアッププランも、思い浮かばない人がほとんどです。
そして、プランを立てるのが苦手な人や、 好きではない人も多いです。
一生懸命に プランを立てている間に嫌になってしまって、諦めてしまう事もあるでしょう。
そんなタイプの人は、じっくり考えるのは性に合っていません。
とにかくやってみて、たくさん失敗をしながらでも、行動したほうがうまくいきます。
幸い、このタイプ の人は、失敗はあまり気にしない場合が多いです。
というより失敗は想定内と考えます。
準備をせずにやるんですから、当たり前ですよね。
もちろんある程度の計画やセーフティネットも必要ですが、それは最小限にとどめて、とにかくうまくいくか行かないかは考えずに、やってみるほうがうまくいきます。
ストレングスファインダーの[適応性][ポジティブ][活発性][達成欲]を持っている人にこのタイプは多いです。
その他にも過去の事例を、とことん参考にしてやっていくほうがうまくいく人もいるし、 過去の事例を考えずに、未来の成功した時の イメージを思い浮かべた方が、上手くいく人もいます。
目標をしっかり定めた方が良い人もいるし、目標がない方がうまくいく人もいます。
そうやって、それぞれ 自分が持つ 才能の資質によって 上手くいくやり方というのがあるものなのです。
もし、物事がなかなかうまくいかない、と思っているとしたら、自分に合ったやり方でやっていないのかもしれません。
一度、別の視点から見て、本当にそのやり方が自分に合っているのかどうか見直してみるのもアリだと思います。
ゴンサレス靖子
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