好きな事をして生きる

「自分の好きなこと」で人生を変える

自分が望む未来へ到達するためには、とにかく今やっている何かをやめて、時間を作って、何か新しい事をしようというお話を以前にしました。

ただ、時間さえあればできるか、というと、実はそうもいきません。

みっちり8時間、外で働いたあとは、きっとくたくたでしょう。

たとえ自由に使える時間が1時間あったとしても、エネルギーを使い果たしてしまって、新しい事をやるどころではなく、もうこれ以上何もできない、という状態の時も多いのではないでしょうか。
 

そんな状態の時でも、なんとかできる事は何かというと、「自分の好きな事」です。

もうこれにつきます。

本当に好きで楽しことなら、疲れも飛んで行ってしまうときもあります。

(もちろん、飛んでいかない時もあります、残念ながら。)

とにかく、意思の力だけで頑張ろうとするには無理があるので、意思の力がなくてもできる事を探すわけです。
 

といっても、今度は「でも自分の好きな事ってなんだかわからない。」「特に好きな事なんかない」というハードルが現れるかもしれません。
 

私もそうでした。
 

新卒で就職した会社で半年ほど働いた時に「この仕事をがんばった延長線上には、自分の望む未来はない」と思いました。

仕事量が殺人的に多いけれど、内容は私にとってつまらないものでした。

そこで、「転職しようかな。」と思ったものの、その時の自分の能力では、転職しても今と似たり寄ったりの状況になる可能性が大きいと感じました。

そこで、新しい能力を身に着けて、バーンと飛躍して、ちがう仕事に就こうと考えました。

とは言え、どんな仕事につきたいかなんて、まったくわかりませんでした。

ただ、「海外と接点がある仕事がしたい。」という事だけは、はっきりしていました。

それには、なんといっても外国語が必要です。

そこで、スペイン語の勉強を始める事にしたのです。
 

「なんでスペイン語を選んだの?」とよく聞かれます。

それはこんな理由からです。

英語はさんざん勉強したけれど、いつまでたっても思うように話せるようになりませんでした。

ですので、私には英語の才能はないと思い、これ以上英語を勉強する気にはなれなかったのです。

そこで、英語以外で、多くの人が話す言語をマスターしようと思ったのです。 

調べてみたところ、

1番 英語

2番 中国語

3番 スペイン語

でした。

1番の英語は当然却下です。

2番目の中国語にはあまり興味がなかったし、もし住むことになったとしたら、お隣の国ではなくもっと遠くの国にしたい、と思い、中国語も却下し、3番目のスペイン語を学び始めたのです。
 

会社はすぐにはやめませんでした。

まずは、仕事に使えるレベルまでスペイン語を学ぼうと思い、会社が終わったあと、週2回スクールに通いました。

家に帰るのは夜10時頃になるので、会社が終わったあと、急いでウエンディーズや、安い喫茶店(当時カフェという言葉はありませんでした)で空腹対策をしてから、スペイン語スクールに通ったのを覚えています。

周りの人からは、「頑張ってるね。」と言われましたが、私自身は頑張っているという感覚はまったくなく、クラスに行くのが楽しみでした。

残業でどうしてもいけなかった日は、残念で悔しくて、涙が出ました。(あの頃はよく悔し泣きをしていました。)

自分がスペイン語を流暢に操っている姿を思い浮かべながら、先生や仲間といっしょにワイワイと、新しい事を学ぶのは、とっても楽しかったです。

でも、週4時間の勉強では、スペイン語はなかなか上達しませんでした。

「これじゃあ、いつになったら話せるようになるかわからない。 一番の近道は、やっぱりスペインに行くことかな。」 と思い、スペイン留学を決心しました。

とは言え、会社を辞めたのは留学すると決心してから1年後です。

ネットがなかった時代なので、情報収集もいちいち観光局・大使館などオフィシャルな機関に出向かなければならず、準備に随分と時間がかかってしまいました。

そんなこんなで、スペインで2年間勉強し、スペイン語にある程度自身がついたところで、また日本に戻りました。

でも、まだどんな職業に就きたいか、わからなかったです。

それより、どんな職業でもいいから、スペインで仕事に就いてみたい、という思いが湧きました。

それで、結局、日本に帰ってから9か月後に再び、スペインに行ってしまったのです。

その時の様子は、こちらに書いているので、宜しかったら読んでみてくださいね。
↓ ↓ ↓
どうやってスペインで最初の仕事を見つけたのか?

こうやって、今でこそ、さんざんやりたい事を見つけようと言っていますが、私自身、職業としての「やりたい事」は、その後もなかなか見つかりませんでした。

目の前にある好きな事をやり続けてたので、それはそれで、半分ハッピーではあったのですが、もう半分は、もう少し確固としたものを手に入れたいし、もっとチャレンジをしたいという思いもありました。

そこで、その「確固としたもの」が、何なんだか、自分でもわからなかったくせに、「自分のビジネスを構築しよう!」と思ったのです。

最初は悪戦苦闘で、ネットショップをやったり、話を聞くサービスをしたり試行錯誤を続けるものの、どれもしっくりいきませんでした。

それが、ある日、お世話になっていたコンサルタントさんのたった一言で運命が変わったのです。

「そんなにストレングスファインダーが好きなら、それをビジネスにしたらいいんじゃないですか?」と言われたのです。

私といったら「まさか~、私にできるわけないですよ。」とその場では、すぐに却下です。

ストレングスファインダーは、単なる私の趣味だったので、職業と結びつけるという発想はゼロだったのです。

それがどうでしょう!

今では立派にやっております。

その上「これが私のライフワーク!」と自信を持って言えます。

あんなに、「私には何ができるんだろう。」と考え続けて、試した事は全然うまくいかなかったのに、第三者から「こんなのいいんじゃないですか?」と言われた一言がライフワークになるなんて、意外な展開でした。

でも、そんなものかもしれません。

一人で考えていると、考えが固執して、視野が狭くなり、すぐそこにライフワークがあるのに、見えなくなってしまいます。

ですので、私のおすすめは、第三者の意見を取り入れてみる事です。

「え~~、これ?」と思ったとしても、もし楽しそうならやってみるといいです。

「まさか!」と思うような事が、実はライフワークになることだってありますよ、私のように。
 

ゴンサレス靖子


 

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■ 写真提供 lawyergaoge~Pixabay

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