人生は、優先順位付けの連続です。
私たちは、生きている時間も限られていれば、エネルギーも、持っているお金も限られているので、やろうと思っているすべての事ができるわけではありません。
ですので、今目の前にある事、直近の事もそうですが、遠い未来の事、例えば自分の人生の中での優先順位も、何年生きられるから、何歳までなにをやるかということを優先順位をつけながら過ごしていくことになります。
もちろん、そんな事は考えずに何気なく生きていくこともできますが、それではあっという間に5年、10年と過ぎ去り、何もしなかった、と後悔することになるかもしれません。
とはいっても、優先順位をつけるというのは簡単ではありません。
あなたも日々の生活や仕事の中で、何を最優先にするべきか迷うことはよくありませんか?
私は、結構頻繁にあります。
そこで、どうしたら優先順位をつけられるようなるかと真剣に考えてみた事がありました。
まず、なぜ優先順位をつけるのに迷うのか?と考えてみました。
答えは簡単で「経験がなくてわからない」からです。
そんな事を考えていた時に、こんな言葉が目に留まりました。
「優先順位をうまくつけられる人と、そうでない人の違いは、経験を通じて自分の優先順位の軸を作っているかどうかにある。」
確かに!と思いました。
ごもっとな話で、最初から完璧な優先順位はつけられません。
仮説を立てて試行錯誤しながらやってみて、初めて優先順位がつけられるようになるのです。
「実行しなければならない」というのは、考えているだけより、少し面倒かもしれません。
でもどうやらそれしか方法はないようなのです。
ある二つの選択肢のどちらが自分にとって重要か分からない場合は、両方を試してみるしかありません。
実際に体験してみることで、どちらが自分にとってよりしっくりくるのかが分かります。
データや他人の意見だけで優先順位を決めるのではなく、自分の感覚や経験を基に決断していくのです。
というのも、人によって自分の人生における優先順位というのは違うからです。
また、時期によっても変わります。
20代の頃と40代では優先順位も変わってくるでしょう。
優先順位を決めるか決めないかで、人生の充実度に大きく影響すると思っています。
完璧な優先順位をつけることは難しいかもしれませんが、試行錯誤しながら自分の道を模索していくことで、自分らしい充実した人生を築いていけると思っています。
ゴンサレス靖子
■ 写真提供 Karolina Grabowska~Pixabay