自分の強み

超プロと自分を比べてがっかりするって?

この前、ストレングスファインダー(アメリカの強み発掘ツール)スクールのお師匠さんを囲んでの集いがありました。 

オンラインだったから、私も出席できました!

今回は、ちょっとこんな事を愚痴りました。
 

「なんだか、やることが遅くて、何やっても時間がかかるような気がするんです。」

そうすると、お師匠さんは、何言ってんの?という顔で「え~~、たとえば何~~??」と聞きます。

私「ブログ書くのに時間がかかって。 最低でも1時間はかかるんです。 15分とか30分で書くとかいう人がほとんどなのに。」

お師匠さん「あのさ、そのほとんどって誰? もしかしてインフルエンサーのブロガーとかと比べてない?? 月何十万のアクセスがあって、ブログだけで100万円収入を得てるみたいな人。もう、目をつぶってでも、ブログ書ける人達と比べてる? 」

私「うわ、そうかも。」

お師匠さん「ちょっと比べる人間違えてない?? それって、最上志向が出てるよ。」

この「最上志向」というのは、”ストレングスファインダー”で分類される才能の資質の一つ。

この資質の特徴は、”常により良い自分を目指す事”ですが、同時に目指すものがとてつもなく高い場合があります。
 

このお師匠さんは、自分のこんなエピソードを話してくれました。

お師匠さんの仕事の一つは、インタビューをして、マーケットのリサーチをする仕事。

インタビュー・リサーチ20年目ぐらいのときに、見習いインタビュー・リサーチャーの面倒を見る事になりました。

1年ほどいろいろと教えてた後、そろそろ見習いさんに、実際に練習をしてもらおうと、初めて1人でインタビューをしてもらいました。

結果はさんざん。

製品についてインタビュー・リサーチをしたわけですが、みんなの会話に、引きずられてしまって、まったくインタビューになりませんでした。 

主婦のおしゃべり会になってしまって、何も引き出せなかったのです。

お師匠さんは、いろいろと彼女のインタビューのフィードバック点をメモをして、準備万端にバックルームで待っていたところ、見習いさんは、さめざめ泣きながら帰ってきました。

お師匠さん「どうしたの?」

見習いさん「もっとできるかと思っていました。 師匠は簡単そうにやってるから、ちょろいもんだと思っていたんです。 準備もしたし、練習もしたのに、結局なにも引き出せなくて…」と、泣き続けます。

師匠は心の中で、こう思ったそうです。

「悪いけど、私20年やってるんだよ。 あなた1年でしょ。 それで、できると思ったなんて言われたくないね。そんな事言うの、20年早いんだよ。」

確かに、そうですよね。

新米が、プロと同じようにできるわけはないんです。
 

私の事に話を戻すと、そうやって、他人の出来事を聞くと、比べる対象が間違ってるな、としみじみ思います。

これって、「最上志向」資質を持つ人の、思考の癖。

ついつい高すぎる理想を掲げてしまうのです。

急に、そこまでできるわけがないんですよ。

少しづつ、ステップを踏んでやっていかないと。
 

そうやって、それに気づかせてもらえると、冷静になって「そりゃそうだよね。」と考えを改める事ができます。

自分の才能の資質を知る事は、そんな風に、自分を客観的に見て、より効果的な結果がでる進路を導いてくれます。
 

ゴンサレス靖子

 

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