「自分の強みを知りたい。」
よくクライアントさんが、そう言って私のセッションを受けにきます。
理由は、自分の強みを知って、今の仕事に役立てて、成果を上げたいから、とか
起業に活用して、自分ならではのビジネスを確立させたいから、とか
人間関係を良くしたいから、
または単に、漠然とした将来への不安を解消したいからと、いろいろです。
人間は ついついできていない部分、弱い部分に目が向いてしまうもの。
なんとか欠点を直そうとしたり、不得意な事を克服しようと一生懸命頑張るわけです。
これは生物として生き延びるための大切な本能なので、ごくごく当たり前の事です。
でも、自分の弱い部分を克服するには、大きなエネルギーと時間が必要なので、頑張りぬいて、やっと普通のレベルになる程度です。
一方、他の人には大変でも、自分には簡単にできる事を伸ばしていくのは、それほど大変ではありません。
元から他の人よりよくできる事を伸ばすわけですから、際立ってよくできるようになります。
こうやって自分が他の人より良くできる事=強みを伸ばしていくと、欠点が気にならなくなり、より簡単に、悩みが解消されたり、人生の次のステージへ行く事ができたりします。
では、どうやって自分の強みを見つけたらいいのでしょうか?
まず、自分には当たり前にできるけど、他の人はなかなかできない事は何か、又はよく人から褒められる事は何か考えてみて下さい。
たとえば、私は好きな事を学んでいる時は、とっても生きがいを感じます。
フルタイムで働きながらスペインの大学で、スペイン文献学を学んでいた時は、周りの人に、「働きながら、そんなに勉強してえらいね~~」とよく言われました。
私自身は好きでやっていて、「これこそが私の生きがい!」と思っていたので、「えらいね~~」と言われると、「え~~、なんで~~??何がえらいの??」と、不思議に思っていました。
その上、好きな事をやってるだけなのに、「えらいね~」、なんて言われ事に、なんだか申し訳ない気分でいました。
そんな時、才能の資質を見つけるストレングスファインダーという診断テストをやってみて、なるほど!と思いました。
ストレングスファインダーとは、アメリカのコンサルティング・リサーチ会社 ギャラップが、なぜうまく才能を生かすことができているかという調査を200万人に対して行い、その結果に基づいて開発されたものです。
Web上で約180の質問に答えて、自分の才能の資質を出します。
ストレングスファインダーでの才能の資質とは、無意識に繰り返し現れる思考、感情、行動のパターンの事で、ここでは34の資質に分類されています。
人には、それぞれ、こういう事が起こると、こう反応するという独自のパターンがありますよね。
例えば自分の失敗を指摘れた時に、しょんぼりする人、怒る人、ありがたく思ってますます頑張る人など、それぞれ反応が違いますよね。
自分の持っている資質ごとに反応のパターンが違うのです。
自分の持っている上位5つの資質は、特に自分の思考、感情、行動の特徴を表すもので、これが自分の強みの元だと言うわけです。
私の第一の資質は学習欲というものでした。
学習欲資質は、とにかく好奇心旺盛で、常に成長し続けるために学ぶのに喜びを感じます。
これが私の一番の強みだった訳です。
私の様に学習欲が才能の資質のトップにある人は、勉強した事がどんどん役に立つような仕事や環境にいると幸せなのです。
今の私の職業、コーチは常に学び続けていかなければならないので、私にはぴったりです。
反対に、私には慎重さの資質が非常に少ないです。
ですから、ミスが許されないような仕事は、大きなストレスになります。
医者とか、エンジニアはもちろん絶対無理ですが、旅行会社でフライトの予約業務をやっていたときでさえ、かなりのストレスを感じていました。
一文字でも間違えたら、お客さんは乗れなくなってしまうし、予約のクラスを間違えてしまっては、料金が倍ぐらい高くなってしまう場合があります。
それでも今はコンピューターの画面も見やすくなりましたが、あの頃はWindowsもまだなかった時代なので、黒いバックに緑色の文字が一面羅列しているだけ。
とても見づらいし、間違いやすくて(と思ったのは私だけかもしれませんが)、他の人の3-4倍ぐらい気を付けなければ、普通レベルの仕事はできませんでした。
仕事が終わると疲れ切って、いつもぐったりとしていました。
また、私はコニュニケーション資質という、自分の考えを言語化して人に伝え影響を与える資質が少ないので、コーチとしてやって行くのに、この資質がないなんて絶望的なんじゃないか!と悩んでいた時期があります。
私のポッドキャストを聞いてくれる方は、もうお気づきだと思うのですが、話しをしている時によく間違えたり、止まったり、変な言い回しをしていたりします。
フライト予約業務の様に、自分でもあまり好きではないし、それをやること自体大きなストレスを感じるならさっさとやめてしまってよいのですが、私にとってのコーチの仕事のように、好きだし、続けて行きたい場合は、もう、このコミュニケーション資質の様に自分にはない資質は気にしない事にして、自分にある他の才能の資質を使ってカバーすればよいのです。
私の場合、それは先ほど書いた学習欲や、常に楽天的で、何かにとり組もうとしている人を、ワクワクさせエネルギーを高めることができるという、ポジティブ資質、そして、一人ひとりの独特な考えや個性を大切に思う個別化資質などをフルに使えばよいのです。
そうすれば、話下手の事もみんな気にせず、かえって愛嬌になったりします。
こんな風に強みをうまく活かすと、人生楽になり、成長が早くなります。
ただ、強みに意識を向けるのは、人間の本能ではありません。
学んで得られる能力です。
だから、ぼんやりと考えているだけでなく、実際に自分の強みに意識を向けて、それを使わなければならない訳ですが、それは全く苦にはならず、楽しいものです。
自分の強みを使って、人生をもっと楽に生きようではないですか!!
ゴンサレス靖子
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