世の中には、面白い発想をする人がいるものです。
レゴブロックで、自分の義手を作った人がいます。
19歳の少年、ダビ。
たまたまつけていたテレビでから、彼のインタビューが流れていました。
ダビは生まれつき、腕がひじのあたりまでしかありません。
でも、そんな事は彼の器用さには、まったくハンディ・キャップになっていませんでした。
小さい時からレゴブロックが大好きで、船だのヘリコプターだの色々なもの作っていました。
そして一昨年末に、なんとレゴブロックで作った自分の義手を完成させました。
色取りどりの義手は、ちゃんと物をつかむことも出来ます。
その発想、すごいですよね。
自分の左右対称の姿を見たかったそうです。
そこで、いつも遊んでいたレゴブロックで、自分の体の足りない部分作った。
世間一般の人から見たら凄いことだけど、本人はあっけらかんとして、
「別に作るの特別大変だったわけでもないし、いつもやっていた事の延長」みたいな事を言っていました。
そして、「完成して、左右対称になってる自分の姿を見たとき、やった!って思った」と言っていたのが、印象的でした。
こんなに大変そうなことなのに、好きなものと組み合わせると、全然苦なくできてしまうものなんですね。
自分の望みを、いつも使っていた大好きなものを使って、達成させる。
なんだか、元気を与えてくれるお話です。
ゴンサレス靖子