自分が、心から天職だと思えることに出会うのは、そう簡単ではありません。
「これだ! 」と思っても、続けていくうちに「やっぱり違った。」と思うことはしょっちゅう。
だからと言って、何もしなかったら、それはそれで見つかるわけはありません。
天職は、向こうからやってくることは、ほとんどないからです。
また、探し始めたからと言って、すぐに見つかるわけでもありません。
試して、失敗して、また試して、失敗しての繰り返しです。
でも、探し続けない限りは、見つかりません。
そうやって、試行錯誤しているうちに、ピタッとすべてのパズルのピースがはまるように、天職が見つかるのです。
それは、些細なことからだったりします。
そして、「え~、これだったの?」と思うような、とっても身近にある事だったりもします。
私の場合をお話ししましょう。
私は、死ぬ間際まで続けていけるビジネスを構築したいと考えて、コンサルタントさんにお世話になっていました。
(今でもお世話になっています。)
でも、何をやりたいか、何ができるかはっきりわかっていませんでした。
ただ思っていたのは、「人の生活をより良くする事をやりたい。」
その価値観に沿って、色々な事をやってみました。
そんなある日、コンサルタントさんを交えて、起業仲間とランチをしていた時です。
その時の雑談で、私は自己啓発エリアを学ぶのが好きな事、コーチングを学んだ事などを話しました。
そうすると、「そうなの!? それじゃあ、靖子さんは、その方面の事をやったほうがいいんじゃないの?」と、言われました。
私が反射的に思った事は、「それは無理!」。
私にとって、自己啓発や、コーチングは趣味だったので、それを仕事にする事は頭になかったのです。
(とはいえ、遠い夢ぐらいには考えていたかもしれません。)
そして、世界的に有名なアメリカの大先生を思い浮かべていたので、「あんな風にはなれない。 だから無理。」と思ったのです。
当たり前でしょ〜、誰と比べてるの? と言いたくなりますね。
何様だと思ってるの?って。
でも、こんな風に考える人、結構多いですよ。
でもまあ、コンサルタントさんの言葉を信じて始めてみた訳です。
そうすると、「え〜、これ、仕事って呼んでいいの?」というぐらい、楽しいのです。
仲間の間では、”限りなく趣味に近い仕事”と呼ぶようになりました。
これを仕事にするなんて、自分一人では思い浮かばなかったことです。
単なる”趣味”だと思っていましたから。
見る目のある第三者の意見って、大切だなとしみじみ思いました。
あの時、コンサルタントさんが気づいてくれなかったら、今でも試行錯誤を続けていたでしょう。
やっぱり、人の力を借りると、近道できる!
ゴンサレス靖子