自分の強み

この仕事は、自分に向いているのだろうか?

「この仕事は、自分に向いているのだろうか?」という相談をよく受けます。

既に始めているけれど、これからもこれを続けていこうか、という場合もあれば、これから取り組む仕事の場合もあります。
 

大体の場合は、それを選んでいるという時点で、向いていない理由がありません。
 

例えば、なかなか鉄棒の逆上がりができなかった私は、器械体操の選手になろうなんて、絶対に思いません。 

不可能だから、そんな考えは頭をよぎらないのです。

反対に、ヒット曲を次々と生む売れっ子作曲家になりたいと思った事はあります。

でも、世の中には、そんな事は思い浮かびもしない、と言う人がほとんどでしょう。
 

器械体操選手とか、売れっ子作曲家とか、極端な例になってしまいましたね。
 

そして、「自分は、この仕事に向いているのだろうか?」と相談してくる仕事は、大体その方たちが持っている強みを活かせるものです。
 

どう考えても、強みという観点から見たら、まさにこの人の天職!と思えるのに、「向いてないかも。」ってちらっとでも思うんだ、と最初の頃は、心の中でこっそりと驚きました。 

たとえば、「イベントコーディネーターの仕事はどうだろう? 楽しいけど、これでいいのかなと迷っている」というクライアントさんがいました。

この方の一番の強みは「初めての人とも昔からの知人のようにリラックスして話せる事」でした。 

その仕事にもってこいの強みです。 

その方は、「え、でもみんなそうですよね。初めて話すからって緊張する人いるんですか?」と言います。

「多くの人は、緊張するんですよ。だから、初めて会う人を避ける人だっています。」

「え~~~!!そうなんですね~~!!」

という具合に、自分の一番の強みにまったく気づいていませんでした。

他にも、次々といろいろなアイデアが浮かんでくるという強みや、臨機応変に物事を柔軟に行っていく強み、言葉で人を魅了する強みなど、イベントコーディネータでうまく使える強みばかりです。

そのどれにも、自分自身では、全く気づいていませんでした。

だから、「あまり儲からないから、やめようかとも思ってる。」なんて言っていました。

「でも、楽しいし、向こうから仕事が来てて、苦労してやってる訳じゃないからズルズルと続けてて…」

とクライアントさんは言いました。

(あ~~、良かった、続けててくれて、と私は胸をなでおろしました。)
 

このように、自分で気づかなくても、自然と強みを使っている事もたくさんあります。

でも、それが自分の強みだと認識していないと、こうやって、あっさりと「やめちゃおうかな。」なんて言う場合があります。

そして、今やっている自分の強みを活かせる仕事をやめて、「私の強みが活かせる仕事はなんだろう」と堂々巡りをしてしまったりします。

なんだか、宝を捨てている様でもったいない! 

(自分の強みを知っていながら、やめるのはOKだと思ってます。”強み”だけですべてが語れる訳ではないので。)
 

そして、強みを認識して、意識的に使うようにすると、どんどんそれが再現できるようになり、気がつかないうちに、色々な事が簡単に出来るようになったり、問題が問題でなくなっていたりします。

だから、まずは、自分の強みを認識する事をお勧めです!
 

ゴンサレス靖子

 

メルマガ配信中~ 登録はこちらから

* indicates required




コメントを残す

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください