自分の強みを知ってよかったなあ、とつくづく思う事は、より幸せに生きていけるよう、自分をマネージメントできるようになった事です。
それまでは、自分のできない部分にばかりに目がいっていました。
それでも、それをすぐ克服できるわけでもなく、どうにもならないもどかしさを感じながら過ごしていました。
できない事を時間をかけて、できるようにするのは、苦しいもの。
「あ~、私って、できないなあ。」とがっかりしながらカメの歩みで進んでいきます。
そして、やっとできるようになっても、標準レベルに届くか届かないぐらい。
それと反対に、自分がうまくできる事は、ちょっと力を入れるだけで、抜群にできるようになります。
そして、自分の足りない部分も、その強みで補えるようになります。
たとえば、私は”自分が言った事で、人の行動をうながしたり、人の心を動かしたりする事ができる強み” [コミュニケーション]を持っていません。
でも、私のお仕事は、人の行動を促したり、マインドセットを変えたりする事です。
だから、コミュニケーションのワークショップに行ったりもしました。
でも、やっぱり元からその才能のある人にはかないません。
コースで私とチームを組んだ仲間は、訓練した事がないのに、実に話術にたけていて、いつも感心していました。
だから、私は【コミュニケーション】を磨くより、他の強みを使って、この部分を補うようにしました。
それは、好奇心旺盛で、一人一人の独自な考えや行動に興味をとことんまで持つことができる強みだったり([学習欲+個別化])、楽天的で、何かにとり組もうとしている人を、ワクワクさせるエネルギーを高めることができるという強みだったりします。([ポジティブ])。
「こうするぞ!」と思ったら、とことんまでクライアントさんと一緒にどうやったらいいか計画を立て、達成するまでやりぬくという強みも使っています。([目標志向+達成欲])
そうやって、[コミュニケーション]の強みがなくたって、自分が好きな、このお仕事をやって行くことができています。
ゴンサレス靖子