周りを見回してみると、自分に合った生き方をしている人が割と少ない事に気づきます。
多くの人は、少しだけ無理をして、少しだけ苦しい思いをして、毎日を過ごしています。
たくさんの事をやりたいし、それができるのが強みなのに、「こんなにいろいろな事をやっていてはだめ。 一つに集中しなくちゃ。」と思ったり。
きちっとした生活より、混沌とした環境の方が心地良く、その方が自由な発想ができるのに「規律のある生活をしなきゃ。」と思って、強みを発揮できる環境をみずから壊したり。
大勢の知らない人と接するより、少数の人と深く付き合っていくのが得意なのに、「たくさんの人と会わないと」と無理していろいろなパーティに出たり。
私の場合は、集中して目標に突進していくことができるのが強みなのに、「こんなに一つの事に集中してちゃだめだ。」なんて思っていた時期があります。
お世話になっていた強みコーチから、「いやいや、それが靖子さんの強みなんだよ。 それにブレーキかけてちゃダメ! せっかく目標を達成できる力があるのに、それを自ら捨てる事はないでしょ」と何度も言われました。
人間って、自分が突出している事に、ブレーキをかけたくなるみたいです。
それが自分の強みだなんて思わないからなおさらです。
人と違う部分を良くない事のように思ってしまうのです。
“目標に突進していくことができる強み”にブレーキをかけず、活かす事をしたおかげで、私は自分の好きな仕事ができるようになりました。
仕事は人生の中に大きな比重を占めていて、好きな仕事をしていると人生の充実度がとても高くなります。
強みを活かす人生と、つぶして生きる人生は別世界のように違います。
ゴンサレス靖子