自分の強み

自分ではない誰かになろうとしなくていい

最近、自分ではない誰かになろうと一生懸命試行錯誤して「頑張ってるのに、なんだか、人生うまくいかないなあ。」と悩んでいる方々が多いと感じています。

そんな方々からは「私はきっと、こうした方がいい。」「こうしなきゃ。」「ああいうふうになった方がいい。」という言葉がたくさんこぼれます。

それを聞くたびに「う~~ん、そうかなあ???」と疑問を持つことがしばしばです。
 

例えば、「根気よく一つの事をやり遂げなきゃ。」という方。

あまり気が進まない仕事をついつい続けてしまっています。

もちろん、根気よく続けた方がいい場合もあります。

でも、変化に敏感で、次から次へと移りゆくものにうまく乗っていく才能がある人だとしたら、ほとんどの場合は、根気よく続けるより、変化を楽しみ、次から次へとやる事を変えていった方がうまくいくのです。
 

「目標を立てて、それに向かって頑張らなきゃ。」という方。

実は、目標なんてまったく思い浮かばないので、時間をかけて、どうやったら目標を立てられるんだろう必死に考えています。

世の中には目標を立てなくても、今目の前にある事に集中してやっているうちに、心地よい場所に行きつく人もいます。

その方が、制約なく、スイスイと楽に進んでいけるのです。

それを「目標を立てなきゃ!」と、頑張っても、全然前に進まず、目標設定のところで、いつまでも立ち往生してしまいます。
 

人にはそれぞれうまくいくやり方があるのに、あえて自分らしくない苦手な方法を選んでしまっているのです。

隣の芝生は青く見えるのでしょうか?

自分でない誰かになろうと、一生懸命です。
 

動物に例えるとわかりやすいかもしれません。

鳥ピーコが「どうして私は泳げないんだろう。なんとか泳げるようになりたい!」と頑張るようなものです。

ピーコは素敵な翼を持っていて、大空を飛ぶことができるのに、そんな事はすっかり忘れたように、泳げない自分を嘆き、なんとか泳ごうとしますが、なかなかできません。

ピーコが魚になろうとしてる..。

一方、魚マグ君は、ピーコを見て「なんで僕は飛べないんだろう。 僕も飛んで遠くに行きたい。」と言ってるかもしれません。

遠くに行きたいなら、泳いでいけばいいのに。

鳥は鳥として、悠々と飛べばいいし、魚は魚としてスイスイと泳げばいいのです。

人も同じ。

自分ではない誰かになろうとせずに、自分らしく生きればいいのです。

そうやって、自分らしく生きた時に、幸せ感や充実感を大きく感じます。
 

それは、案外簡単にできます。  

そうやって生きようと決心すれば。
 

ゴンサレス靖子

 

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