行動力

失敗が怖くて行動に踏み切れない時の対処法

新しい事をやるとき、なかなか行動に移せないという悩みは多くの人が持つもの。

なぜ思い切って行動に移せないかというと、やはり「失敗するのが怖いから」というのが大きな理由のひとつになっています。

でも、「失敗をするのが怖い」と思って、足がすくむのは、当たり前の事でもあるんです。
 

人間は、何かを失うリスクをなるべく避けるようにできています。

これは、いろいろな偉い先生方が実験や研究を重ねて、立証しています。
 

例えば、こんな実験があります。

「もし、あなたが多額の資産も負債も抱えていないとしたら、以下の2つの選択肢のうち、どちらを好みますか?」という質問に答えるものです。

A 100万円が無条件にもらえる

B コインを投げて、表が出たら200万円をもらえるけれど、裏が出たら何も、もらえない。
 

結果、ほとんどの人は、Aを選びます。

「Bを選ぶと50%の確率で何ももらえない」というリスクを避けて、100%の確率で100万円をもらえるAを選ぶのです。
 

何か新しい事をするときも同じで、新しい事をやって得られる不確実なプラスの効果よりも、今の状態を放棄することで確実にわかるマイナスの効果の方が怖いので、なかなか行動に移せないのです。
 

だからと言って、今の人生に満足していないのに、「新しい未知の事は、損失があるかもしれないからやらない。」というスタンスでは、これからもずっと不満な人生を過ごす事になります。

それは嫌ですよね。

では、どうしたらいいでしょう。
 

だったら、失敗をして、損失をしても大丈夫なように、リカバリープランを準備をしておけばよいのです。

「失敗しても大丈夫、第2プランで行けばいい。そんなに影響はない。」と思う事ができれば、新しい事もできます。
 

例えば起業。

思うように収入が得られるようにならないのが怖い場合は、そのリカバリープランを立ててみるのです。

例えば、一定期間暮らしていけるお金を貯めておくとか、アルバイトをすることを予定に入れておくとか、いったん休止して組織で働くこともオプションに入れておくとか、起業での収入がなくても大丈夫なように準備をしておくのです。

そうすると、気が楽になり、案外行動ができるようになったりします。
 

私が仕事を見つける目的で、2回目にスペインに来た時は「ま、3か月たって仕事が見つからなかったら、日本に帰って、実家にお世話になりながら、しばらく派遣かアルバイトすればいいや。」と思っていました。

そう思った事で、スペインに”長期滞在”覚悟で、渡航することができたのです。
 

もしあなたが、失敗が怖くて行動に踏み切れないのなら、リカバリープランをたくさん作っておくと、行動に移せるかもしれませんよ。
 

ゴンサレス靖子

 

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