「今の仕事はしっくりこない…自分を幸せにするような、新しい仕事をしたい。」と思った時に、多くの人は「では、自分には、いったい何ができるのだろうか?」と考えこんでしまいます。
それで答えが出ればいいのですが、ほとんどの場合は、出てこないのではないかと思います。
というのも、
「自分にはそれをするだけのスキルはないし。」
「大変すぎて、できる気がしない。」
「資金が必要だしなあ。」と、
できない理由ばかりが思い浮かんでしまうのです。
そして、結局は行動に至りません。
そんな時は、「何ができるのだろうか?」という考えは一度捨て、「何をやってみたいか。」という観点で考えみることをお勧めです。
例えば、お金やスキルや時間の制約がなくて、なんでもできるとしたら、何がやりたいたいか、と考えてみます。
そうすると、今すぐできる・できないは別として、少なくても自分がどんな事に興味があるかわかります。
そしてその興味があって、やりたいと思った事が、今の時点でハードルが高いとしたら、ちょっとアレンジをして、できそうなところまでハードルを低くしてみるのです。
その時に、「やりたいと思った事の本質」は変えないようにします。
例えば「歌手になりたい。」と思ったAさんがいるとします。
今50歳。
歌を歌うのは好きだけれど、今まで歌手として活動したことはありません。
今すぐに歌手になるのはハードルが高いと思うのは当然です。
そこで、どうして歌手になりたいと思ったか、考えてみることにします。
Aさんは、「自分が今までつらい時も悲しいときも歌を聞いて勇気づけられた。 だから、自分も歌で、人を勇気づけたい。」と言います。
そこで、こう考えてみます。
「勇気づけるのは歌でなくてはダメ? 他の方法でもいい?」
「今、自分にとって、割と簡単に人を勇気づける事ができるものってある??」
そうすると、実は文章を書くのが好きだし、時々オンライン雑誌に投稿していた事を思い出して、文章を通じて人を勇気づける事ができる事に気づきました。
文章で収入を得る方法はたくさんあります。
それはどんな方法?ということは、新たに考えなくてなりませんが、少なくても、Aさんには新しい道が見えてきました。
そして、歌手にはなるのはハードルが高いけど、文章でなら、お金が稼げそうな気がしてきます。
そういう気持ちになったら、もうけもの!
次は、それをやってみればいいのです。
ゴンサレス靖子