前回は、「スペイン人は怠け者」という悪評について、
“彼らは自分の感情に正直で、好きでない仕事をしている時は、
それが表面に出て、やる気なさそうに仕事をする。
そして好きな仕事をしている人はそう多くないので、
やる気なさそうに仕事をする人が目立ってしまい、
国民全体が怠け者のレッテルを張られてしまっている。”
こんな事を書きました。
そんな彼らを見て、「好きな仕事を探してみればいいのに…」
とは思うのですが、
なんと言っても、失業率が約25%の国の事、
言うほど簡単ではないのかもしれません。
悠長に「好きな仕事を探そう」
なんて考えてらいられないのは無理ないです。
とにかく仕事を得て、お金を手に入れないと、
住む場所もなく、食べる物もなく、
生活をしていくことができません。
また、大学新卒の失業率は約50%以上です。
大学を卒業しても半数は就職できないのです。
夢や希望を語ることが難しい20代とは、
かなり厳しい環境ではないでしょうか?
そんな厳しい状況を間近に見て、
好きな事をやっていきたいと思える環境にある人は
それだけでラッキーだと感じでいます。
少しでも心の隅で
「好きな事をして生きていきたい」と思っている方は、
是非その環境にいない人の分まで頑張って、
実現させて欲しいと願っています。
Image courtesy of scottchan @ FreeDigitalPhotos.net