年末年始はあちこちでマラソン大会がありましたね。
マドリッドも大晦日に恒例のマラソン大会がありました。
そんな事もあって、靖子さんはマラソンやらないんですか?と度々聞かれました。
コーチでマラソンをやる人って多いんです。
コーチはメンタルだけじゃなくて、体も鍛えようという意識が高いんですよね。
マラソンはメンタルと体と両方同時に鍛えられるので、一石二鳥です。
でも、私は…やらないんです、マラソンは。
とっても苦手なのです。
小学校、中学校、高校といつもビリの方を走っていました。
健康に良いと言われているのはわかっています。
精神を鍛えるのに良いのもわかっています。
でも、私はマラソンをすると頭がガンガンと痛くなり、具合が悪くなります。
だから、いくらコーチ仲間がマラソンにさそってくれても、私はやりません。
多くの人にとって良い事でも、私にとっては苦痛なものでしかないからです。
マラソンに限らず、一般的に良いと言われている事でも、自分にとっては良い事とは限りません。
それを無理してやってしまっては、良いどころか害になります。
*・゜゜・*:.。..。.:*・゜
私は中学卒業ぐらいまでは、とても病弱でした。
持病もあったので、人が当たり前にできることができず、ドクターストップを受けていました。
”みんな”が修学旅行行けるのに、自分は行けない。
”みんな”が部活に入っているのに、自分は部活ができない。
そんな事ばかりでした。
そんな状況を繰り返しているうちに、
「”みんな”という言葉には自分には当てはまらないんだ。」と思う様になりました。
でも、悲観はしていませんでした。
”みんな”と同じ事はできないけど、良い事もたくさんあったんです。
多くの人が”あなたは例外”と言って、特別扱いして、甘やかしてくれました。
学校は休みたい時に休ませてくれたし、好きな事は大体やらせてくれました。
動くとすぐに疲れて辛かったので”動”ではなく”静”の活動が好きでした。
たとえばピアノ。
5歳から17歳まで続けました。
読書は4歳の頃から大好きです。
手芸、洋裁も好きで、バックや洋服をたくさん作りました。
“動”の活動はできなかったけど、それなりに好きな事をやって、満足に過ごし、今の自分が出来上がりました。
ただ単に人は一人一人違うだけ。
“みんな”ってひとまとめにすることができないだけ、という結論がでました。
*・゜゜・*:.。..。.:*・゜
体も健康になってきたら、今までできなかった“動”の活動もいろいろやりたくなってきます。
そして、良いと言われる事は、とりあえずやってみたくなります。
でも結論はやっぱり「どんなに良いと言われている事でも、自分にとっては良い事とは限らない」でした。
一番最近の例では、瞑想です。
松下幸之助やビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブス、イチローなどなど、功績をあげている人達が実践していたので、「こんな素晴らしい人達が勧めているのだから、絶対に良いものだ!」と疑いませんでした。
やり始めの頃はよかったのです。
でも、精神が集中できるようになったつい最近、瞑想で怖い思いをしてしまい、自分には向いていないことが分かりました。
「なぜ私には、偉人と反対の効果が出るの~~!!??」と悔しい気持ちでいっぱいでしたが、誰がなんと言おうとも事実は事実です。
今の私には瞑想は合っていないようでした。
私のマラソンや瞑想を例にとってしまいましたが、他にもこういう事は沢山ありますよね。
もちろん、興味のあることは躊躇せずにどんどん試してみて下さい。
人の意見に耳を傾ける柔軟さも忘れないで下さい。
多くの体験をして、人の意見を聞いて、でも最終的には、あなた自身で判断して下さい。
そして自分の心と直観に敏感になって下さい。
少しでも「あれ??」と思ったら、それが本当に自分に合っている事なのか、よく考えてみる事が大切です。
周りの意見や考え方は、それはそれで一度受け止め、でも振り回される事なく、いつもあなた自身が良いと思っている事を実行していって下さい。
そうやって、人の意見に惑わされず、自分を見つめ、判断していくことが習慣になると、とっても濃い”あなた”が出来上がります。
そして、「私はいったいどうしたら良いのだどう」と悩む事はなくなり、常に自分は何がしたいか、何を望んでいるかがわかるようになり、しっかりと大地を踏みしめて、何があっても堂々と風を切って自分ならではの人生を歩んでいく事、間違いなしです。
ゴンサレス靖子
https://twostepsbehind.net/lifecoaching
●メールマガジンの登録はこちらから
メールアドレス
●あなたの夢を叶える動画講座無料公開中
●Youtube版はこちら
↓ ↓ ↓
●音声版はこちら
↓ ↓ ↓
Podcast: Play in new window | Download