好きな事をして生きる

自分の気持ちを偽るのをやめて好きな事を始める

たぶんこれを読んでくださっている方は、「自分の人生、こうなったらいいなあ。」というものが、多かれ少なかれあると思います。

ほとんどの人は「こうあったらいいなあ。」と思いつつ、そうなるために、何もしません。

いや~、もったいないなあと、いつも思うのです。

そうなれる能力や才能は持っているのにって。
 

人生は、自分で作るものです。

助けてくれる事はあっても、他の人が、自分のために作ってくれたりはしません。
 

立ち止まってしまっている人達は、「そんなの無理、無理。夢だよ。」と思っているのかもしれません。

でも、やってみると、案外思ったよりも簡単にできたりするんです。 

特に自分の強みを活かせば、より楽に、早く、楽しくできます。
 

たとえば、地方に住んでいる50代の女性のクライアントさん。

仮にアキコさんとしましょう。

看護師の仕事をしてから、かれこれ20数年たったある時期。 

子供が大学生になり、一人暮らしを始めたのをきっかけに、真剣に自分の人生と向き合ってみようと思いました。

実は、看護師の仕事はあまり好きではありませんでした。

高校卒業後の進路について、ご両親に、「看護学校へ行くならお金出してあげるけど、それ以外だったらダメ。」と言われ、就職するのは嫌だったので、看護学校へ行きました。

卒業後、なんとなく、でもベストを尽くして、ずっと看護師として頑張って働いていました。

そんなある日、看護師向けのレジリエンスセミナーを受けました。

「こういうものもあるんだなあ。」と、興味を持ち始め、どんどんのめり込んでいきました。

看護師向けではなく、企業人向けの人材育成レジリエンスセミナーなどにも行くようになりました。

そして、「レジリエンストレーナーを職業にできたらいいな~。」とボヤっと思うようになりました。

でも、その都度、「そんなの無理、無理。」と、その思いを、かき消していました。
 

強み診断をしてみると、アキコさんは、助けを求めて、すがってくる人よりも、前向きな人と接していた方が強みを発揮できるタイプでした。

どちらかというと、弱い人ばかりが集まる環境にいると、エネルギーが吸い取られてしまいます。 

(これとは反対に、弱い人ばかりが集まる環境にいると力を発揮できる人もいます) 

アキコさんは、こう言いました。

「そう言われて、人生パッっと明るくなった感じです。

多分、病人と接するのはあまり得意じゃないって、心の底ではわかっていたんですけど、それを認めるの怖くて。

看護師の仕事は合ってないのかも、と考える事もこともしょっちゅうでしたが、いつも ”こんなに長い間続けてきたんだから、そんな事ないでしょう。それれは、自分の思い込み。”と、無理やり思おうとしていました。

”看護師の仕事はやめていいんだよ”と、誰かに言って欲しかったんだ、という事に気づきました。 今までずっと自分の気持ちを偽っていました。」

と言って、数ヶ月後に看護師の仕事をやめてしまいました。

そして、勉強していたレジリエンスの知識を活かして、レジリエンスセミナーのサポート講師として働きはじめました。

「一歩踏み出したという感じです。

これからは、もっと自分の強みを活かして、人を勇気づけるような仕事に、たずさわる方向に前進していきたいと思っています。」

と明るく語ってくれました。 
 

ちょっとしたきっかけがあれば、今までやってきた事をパワーアップして、なんとなくしっくりしない現状を、自分の好きな道に方向転換する事ができるんです。
 

ゴンサレス靖子

 

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