自分の強み

自分の強みを知ったら、他人に寛大になったよ

自分の強みを深く掘り下げていく時、自分への理解が深まるのは当たり前ですよね。

でも、2次的な良い事も起きるんです。 

それは、他人への理解も深まる事。

自分の強みを掘り下げていく過程はこんな感じ。

 

「ヘ~、こんなに自分にとってあたりまえの事が、自分の強みなんだ~。」

「うそ~~!! これ、他の人はできないの?」
    
     ↓

「そうなんだ~、あなたはこれ、できなんだ。じゃあ、しょうがないよね。」

     ↓

「じゃあ、わたしやるよ、簡単に出来ちゃうし。」

     ↓

「じゃあ、あの人の強みは何かな?」

     ↓

「あの人の強みは、これなんだ〜。」

「じゃあ、私がこれやるから、あなたは、あなたにとっては、お茶の子さいさいのこっちをお願いしてもいいかな?」

 

こんな風に、それぞれが、自分の強みを使って、他の人にとっては難しいけど、自分には簡単にできる事やって、感謝され、感謝して。

そうやっているうちに、「すべての人は必ず強みを持ってる!」と、身をもって実感してきます。

そして、自分への理解だけじゃなくて、人への理解が深まっていきます。

 

例えば友達の旦那とのエピソード。

友人の旦那は、質問をしても無言。

5分ぐらいして、返事が返ってくる。

突然答えが返ってくると、一瞬「え、何のこと?」って思う。

私なんかは、短期記憶力が弱いから、質問した事さえ忘れてる。

でも彼は、その5分間ずっと私の質問を考え続けていたのだ。

ぼ~っとしていたわけではない。

とにかく、考える時間が必要な人なのだ。

一見、ぼ~っとしてるように見えても、頭の中は、フル回転で働いてる。

 

いつだったか自宅に電話した時は、ちょうど友達がいなくて、この旦那が出た。

ま、旦那でもわかるかな、と思い、ある事を聞いたら、「ちょっとお待ちください。」と言われ、やっぱり5分間ぐらい待たされた。

電話で5分待たされるって、と~~っても長い。

でも、お店に問い合わせてるわけじゃなくて、相手が友人の旦那だから、途中で切るわけにもいかない。

しかも私が、お願いごとをしているのだ。

あまり待たせるから、だんだん心配になってきた。

「貧血でもおこして倒れたか?」

「 途中で転んで、気を失なったか?」

「 どうしよう…家まで行かなきゃまらないかな。」

と本気で思い始めた時に、「お待たせしました。」と、まるで30秒しか待たせてないよ、という感じで出てきた。

多分これも、私のリクエストに答えようと、一生懸命考えながら探し物をしてくれてたのだろう。

 

昔の私は、「何やってるの! トロい!!!」とイラついていた。

でも今の私は違う。

息を吸って吐くように、考える事が必要な人なのだから、そこをどうこう言ってもしょうがない。 

その代わり、一見トロいこの資質は、いい面がたくさんある。

私の話を、いつも真剣によく聞いてくれる。

そして、話した事を忘れない。 

反芻していつも考えてるから、物覚えがいいのだ。

わたしと正反対だ。

よ~く考え抜くので、インプットした事が、血となり肉となる。

私のように、インプットしたものが、肌の上を滑ってどこかへ行ってしまうのと大違いだ。  

 

だから、こういうタイプの人には、たくさん物事を語って、私の代わりに覚えてもらったりする。

「あの時どうしたっけ?」 

「あれって、いつだっけ?」

「あれは誰だっけ?」 

「そんな事あったっけ?」 

そんな私の質問にも、的確に答えてくれる。

それを見て、誰かがその人の事を「靖子の外付けハードディスク」と呼んだ。(この友人の旦那じゃないよ、同じ資質を持つ他の人。) 

私の外付けハードディスクになってくれるなら、返事も5分ぐらい待つさ!

 

そうやって、人の強みを見る癖がついてくると、弱点は気にならなくなる。

人間的に問題がある人は除くとして、すべての人がキラキラしたものを持ってる!と思うと、何事にも寛大になって、なんだか生きるのがとっても楽になって、楽しくなるよ。

 

ゴンサレス靖子
 

 

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