年末も間近になってきて、宝くじが派手に売り出される時期になりましたね。
スペインにも、日本の年末ジャンボ宝くじのような物があります。
クリスマス宝くじと呼ばれるものです。
22日に行われるその抽選会は、一般公開され、会場には仮装をしてくる人もいて、華やかに行われます。
クリスマスの一大行事です。
私は宝くじはには、まったく興味がありません。
日本に住んでいた時は、実は一度も買ったことないんです。
多分、宝くじの事を考えたことさえなかったと思います。
まあ、20代前半までしか、日本にいなかったからかもしれませんね。
今では、周りに買う人がいるし、至る所に宝くじ売り場があるので、無視はできません。
でも、当たるというのが、どうしても信じられないんですよね~。
「一等が当たる可能性は、交通事故で死ぬ確率の300分の1です。」なんていう記事を見ると、ますます、信じられなってしまいます。
だからと言って、宝くじを買うのに反対はしません。
たとえば、私の旦那は宝くじが好きで、よく買っています。
買った瞬間に「当たったらあれに使おう。」と、いろいろ夢を見るみたいです。
この前は、「いくつか、ボロボロの不動産を安く買って、リフォームして、高く売るんだ。」と言っていました。
散歩をしていると、「ここなんかいい。 」と壊れかけた家を差して言ったりして、私をぞっとさせます。
私には、「そんな事は、資金が沢山ある企業がやる事だよ。一個人がそんな事出来る訳ないでしょ。いくつか買ってって、いくつ買うつもり? 工事は大変だよ。なかなか思う様に進まないし。それに…」とネガティブな事が山ほど思い浮かんできます。
でも、旦那には、軽く「そ~~お~~~?」 と、否定も肯定もしない返答をしておきます。
不動産売買案には同意はしないけど、千円ぐらいで、そんな大きな夢を見て楽しめるなら、安いものです。
ドリームキラーにはならないぞ! と誓ってどのぐらい経つでしょうか?
なんとか達成できたなあっていう実感があります。
ドリームキラーをやめてから、実に調子がいいです。
なんだか、すべての可能性が大きく広がっていくような気分を味わいます。
そして、ふと気づくと、前より大きな世界が見えるようになっています。
「な、何を言ってる! 」というネガティブな感情が一瞬湧いてくるのは、避けられないかもしれません。
でも、それをちょっと沈めてみると、違う世界が見えてきます。
「可能性はゼロじゃあないな。もしかして、出来ちゃったりして?」とさえ思えてきます。
実は、私もクリスマス宝くじだけは買います。
ずっと昔から一緒に買っている何人かの仲間がいて、一緒に買いに行くのが、この時期の一行事になっています。
「当たったら、まずはみんなで豪勢に食事に行こう!」と言っています。
なんだ、私だって、当たる事を想像する事ができるんじゃない、と一年に一回だけ思い出します。
でも、どんなに頑張っても1万円以上当たることは想像できないんですけど。
ゴンサレス靖子