昨日こんなニュースを聞きました。
ブルキナ・ファソという国で、スペイン人キリスト教宣教師が、イスラム過激派テロリストの銃弾に撃たれて、亡くなったと。
人が亡くなったというニュースは、毎日沢山流れているのに、この事件は、なぜか私の気を引きました。
まず、西アフリカにあるブルキナ・ファソという国。
そんな国があるなんて知りませんでした。
聞いた事もない国でした。
私って、自分の知っている、小さな世界しか見ていないなあと実感。
スペインはアフリカ大陸のすぐ上にあるので、アフリカは近い存在なのになあ。
ブルキナ・ファソは、世界でもっとも貧困な国の一つだそうです。
私はクリスチャンではないけれど、テロが盛んで、貧困な国に宣教師として自ら行くなんて、なんというか…やはり普通の人ではない、というか、神の恵みを受けた人なんだろうな、と思います。
この宣教師、アントニオ・セサール・フェルナンデスが、生前に話しているビデオを見ましたが、ブルキナ・ファソで働いている事にとても満足そうでした。
それはさておき、このニュースを見て、そしてブルキナ・ファソという国の存在を知って、改めて実感した事があります。
私達には、日常のいろいろな悩みがあるけれど、それでも世界の中では、上位1パーセントに入るぐらいの、ラッキーな環境にいるという事。
もちろん、だからと言って、私達の悩みがなくなる訳ではないし、あなたの悩みなんか、ちっぽけなんだから、気にするのはやめなさい、というわけではありません。
それとこれは別物なので、それは無理です。
でも、自分は上位1パーセントに入るラッキーな環境にいるという事を、頭に入れておくのと、入れておかないのでは、きっと心の持ちようが違うのではないでしょうか。
同じ問題に直面していたとしても、「これから、なんとか状況はよくなるに違いない。」と上を見るタイプと、「ああ、もうだめだ、これからもっと落ちていくんじゃないか。」と下を見るタイプの人がいます。
もちろん、「これから、なんとか状況はよくなるに違いない。」と上を見たほうが、精神衛生上良いに決まっています。
自分が世界中で稀なほどラッキーな環境にいる事を考えると、今、直面している問題も、「こんなラッキーな環境にいるんだから、解決法はなにかあるさ!」 と思えるようになりませんか?
また、普段生活していくときも、このラッキーな環境を精一杯有効活用しようと思うようになりませんか?
ならないかな?
人それぞれはありますが、私は、平和で、こうやって、自分の書きたい事を書いて、皆さんにお届けできる環境にいる事に感謝しています。
ゴンサレス靖子